2014年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科
ディペンダビリティ概論(Introduction to Dependability)[5C19]
2単位 小野 諭 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 本講義では、人々が信頼し安心して使えるディペンダブルシステムの基礎概念とそれを支えるアプローチについて学ぶ。
- <受講にあたっての前提条件>
- 情報ネットワーク論を受講していることが望ましい.
関連講義である「1C16/1C75 セキュアシステム」を同時に受講することが望ましい
- <具体的な到達目標>
- ディペンダブルシステムの基礎概念とそれを支えるアプローチについて理解する.
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ディペンダビリティとは
情報システムの分類 企業情報システム 安全クリティカルシステム システムトラブル事例 ディペンダビリティ向上へのアプローチ
2. ディペンダビリティの基礎概念 評価尺度: 可用性、信頼性、拡張性、安全性 ディペンダビリティへのリスク リスクへの対応手段 冗長性と多様性を用いた対応手段 その他のディペンダビリティ向上手段
3. 情報システムのディペンダビリティ向上技術 情報システムの構成要素と主なリスク 構成要素別の向上技術 ネットワークの可用性向上 サーバの可用性向上と負荷分散 データのエラー・災害からの保護
4. 情報システムの開発・運用プロセス 事例研究: システムがダウンする理由 開発・運用プロセスの重要性 開発・運用プロセスの具体例 障害対応と責任
5. 安全クリティカルシステム 安全クリティカルシステムとは 事例研究: 航空機航法システム 安全性分析と評価 安全性確保のための開発プロセス
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験期間に試験を実施する。配布プリント、自筆ノート持ち込み可。
講義内容を理解し、簡単な課題に応用できるレベル。
- <教科書>
- 資料を kuport にて電子配布する。
必要に応じて、印刷プリントを配布する。
- <参考書>
- 講義の中で、適宜、参考となる資料を紹介する。
- <オフィスアワー>
- 前期の期間、毎週木曜2限
A1577 または、 B0530
- <学生へのメッセージ>
- 以下の関連講義も、可能なかぎり受講してください。
1C16/1C75 セキュアシステム
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