2014年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

知識工学(Knowledge Engineering)[4478]

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2単位
北山 大輔 助教  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
現在,さまざまな場面で人工知能の技術が使われています.知識工学では,どのような考えでどのような技術が開発されたのかを学び,人間の知識をコンピュータで実現する方法を身につける事を目的とします.

<受講にあたっての前提条件>
特になし.

<具体的な到達目標>
探索に関するアルゴリズムを理解し習得する.
論理・推論に関するアルゴリズムを理解し習得する
オントロジの設計思想を理解し習得する.
機械学習に関するアルゴリズムを理解し習得する.

<授業計画及び準備学習>
講義において知識工学に関する各アルゴリズムの理論を学び,講義中に出す課題によってアルゴリズムの演習・習熟を目指す.
課題に関しては,次の講義で解説を行い,復習を兼ねる.
毎回の講義に際し,教科書の該当する章を熟読して望むこと.

1.ガイダンス(教科書p1-8)
2.問題解決(教科書p9-18)
3.系統的探索法と発見的探索法(教科書p19-32)
4.問題分割法とゲーム探索(教科書p33-43)
5.記号論理(教科書p44-70)
6.意味ネットワークとオントロジー(教科書p72-84)
7.フレーム理論とオブジェクト指向(教科書p85-90)
8.プロダクションシステム(教科書p91-98)
9.知識の不確実性の取り扱い(ファジィ理論,ベイズ理論)(教科書p99-119)
10.機械学習(教師あり学習)(教科書p120-137)
11.機械学習(教師無し学習)(教科書p120-137)
12.遺伝的アルゴリズム(教科書p155-164)
13.エージェント(教科書p165-179)
14.自然言語処理(教科書p180-193)
15.総合復習と成果確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
確認課題を講義中に提出してもらいます.評価は確認課題と定期試験によって行います.確認課題,定期試験ともに60%以上で合格とします.

<教科書>
小林一郎「人工知能の基礎」サイエンス社

<参考書>
指定参考書なし

<オフィスアワー>
授業時間以外は随時.必要な場合はメールにてアポイントをとること.
居室:A2473

<学生へのメッセージ>
この講義では,質問を積極的にする事を推奨します.疑問を感じる部分はその回の中で解決し,1つずつ知識を積み上げてください.


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