2014年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

論理回路演習(k)[5513]

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1単位
溜渕 一博 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
 論理回路の講義に沿った基本的かつ具体的な演習問題を解くと共に、討論を重要視しながら講義では不十分であった問題の理解とその解法の実際的手法を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
 最も基礎的な内容から始めるため、特に前提となる条件は無い。

<具体的な到達目標>
 参考となる資料を利用できるという前提条件が満足されていさえすれば、真理値表や状態遷移表に基づいて論理回路(組合せ回路、順序回路)の設計ができる技量を修得すること。

<授業計画及び準備学習>
1.数と符号の表現。基数変換。
  準備学習:教科書1.1.1から1.1.3の前までの内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
2.2進数、16進数の加減算。補数加算。
  準備学習:教科書1.1.3から1章の最後までの内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
3.基本論理演算。ブール代数の基本法則。
  準備学習:教科書2.1.1から2.1.3までの内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
4.基本論理演算と論理記号。
  準備学習:教科書2.1.4の内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
5.論理関数の標準系と真理値表。加法標準形と乗法標準形。
  準備学習:教科書2.2.1から2.2.3の最後までの内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
6.論理関数の簡単化。カルノー図による簡単化。
  準備学習:教科書3.1から3.4最後までの内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
7.論理関数の簡単化。クワイン・マクラスキー法による簡単化。組合せ回路。
  準備学習:教科書3.5から4.1最後までの内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
8.組合せ回路。論理回路図。多段回路の構成。
  準備学習:教科書4.2から4.4までの内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
9.組合せ回路。加算器、減算器。
  準備学習:教科書4.2から4.4までの内容を演習問題や参考書等を参照して復習しておく。
10.各種組合せ回路の設計法。
  準備学習:教科書4.5から4.7までの内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
11.順序回路。順序回路とは。状態遷移図。記憶素子としてのフリップフロップ回路。
  準備学習:教科書5.1と5.2および5.3.1の内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
12.順序回路。特性方程式。各種フリップフロップ回路。
  準備学習:教科書5.3の内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
13.順序回路。応用方程式。入力方程式。順序回路の簡単な設計例。
  準備学習:教科書5.4から5.6の内容で講義で理解できなかった部分をノートしておく。
14.各種順序回路の設計法。レジスタ、カウンタの設計。
  準備学習:教科書5.4から5.6までの内容を演習問題や参考書等を参照して復習しておく。
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
定期試験の点数と出席点の総合評価で行う。100点評価。60点以上で合格。
出席点は討論形式の授業形態を採るのでその参加度の評価点とする。
出席点は授業回数をA、欠席回数をB、遅刻回数をCとしたとき、
欠席0で遅刻1:出席点=A、
欠席1で遅刻0:出席点=A-1、
欠席2回以上あるいは遅刻2回以上:出席点=A-2B-C。
但し、出席点が負になった場合:出席点=0とする。

<教科書>
「論理回路入門第2版」浜辺隆二著(森北出版)

<参考書>
「わかりやすい論理回路」三堀邦彦、斎藤利通 共著(コロナ社)

<オフィスアワー>
前期 金曜日 15:00〜17:00 新宿 A-1511
後期 火曜日 15:00〜17:00 新宿 A-1511


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