2014年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[4126]

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3単位
太田 俊彦 非常勤講師  
近藤 公久 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
 前期はコンピュータ・リテラシーについて講義と演習を行う。情報処理の基礎的な概念や情報倫理について理解し、各ソフトウェアの実践的演習を通して、コンピュータを身近な道具としてある程度まで使えるようになることをめざす。
 後期はプログラミングの基礎的な内容について講義と演習を行う。プログラミングにより実現できるコンピュータの活用方法について例題を通して学ぶ。プログラムの処理の流れを読み取り、理解し、やさしい問題をプログラミングにより処理できるようになることを目標とする。

<受講にあたっての前提条件>
授業は非常に基礎的な所から始まるため、特別な知識は前提としない。

<具体的な到達目標>
前期では、ワード、エクセル、パワーポイント等のオフィス系ソフトウェアの使用法、HTMLを用いてのウェブページの作成、並びに論文作成の為の文章処理システムであるTeXについて学ぶ。
後期では、エクセルをベースとしたビジュアル・ベーシックを使いプログラミングの基礎を習得し、課題演習に於いて実際に簡単なプログラムの作成を行う。

<授業計画及び準備学習>
前期
1. 授業のガイダンス、IDとパスワード、Windowsの基本操作、
  電子メールの利用
2. コンピュータのハードウェアとソフトウェア
3. 日本語入力の仕組みとワープロの基本操作
4. ワープロWordの各種機能と演習
5. 情報の検索と利用
6. 情報の検索と利用の演習
7. 表計算ソフトウェアの基本操作
8. 表計算ソフトウェアExcelの各種機能と演習 1
9. 表計算ソフトウェアExcelの各種機能と演習 2
10. プレゼンテーション
11. コンピュータネットワークとWebページ
12. Webページ制作の演習
13. 文書処理システムLaTeX 1
14. 文書処理システムLaTeX 2
15. 定期試験

後期
1. Excel VBAの基本操作、変数の種類
2. 四則演算と条件判断文
3. 繰り返し文による反復処理
4. Subプロシージャ
5. Functionプロシージャ
6. 配列
7. ワークシート(セル)の利用
8. 課題演習
9. 再帰呼び出しによる反復処理
9. 文字・文字コードの処理と暗号
10. 文字列の処理と再帰的関数
11. 構造体(ユーザ定義型)
12. 課題演習
13. モンテカルロ法による面積の計算
14. ソーティング(整列)
15. 定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験(前期・後期)と提出課題により評価する。
定期試験を片方しか受験しなかった者は受験放棄とみなし、成績評価点をつけない。

<教科書>
前期:『理工系コンピュータリテラシー MS-Office 2013対応』工学院大学情報基礎教育運営委員会編、共立出版
後期:『Excel環境におけるVisual Basicプログラミング 第3版』加藤潔著、共立出版

<参考書>
参考書は特に指定しない。

<オフィスアワー>
演習開講日以外は担当者は不在である為、質問は授業の前後に受け付ける。


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