2014年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
△エンジニアリング マネジメント(Engineering Management)[4A17]
2単位 矢崎 敬人 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 企業における問題解決のため,問題を分析したり解決案を創造したりするためのさまざまな手法を理解してもらうことと,企業におけるエンジニアが知っておくべきミクロ経済学的な分析手法を学んでもらうことがこの授業のねらいである.
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし.
- <具体的な到達目標>
- ミクロ経済学的な分析手法や,問題を分析したり解決案を創造したりするためのさまざまな手法を用いて具体的課題を解決する力を身につけてもらうことが達成目標である.
(JABEE学習・教育目標) 「国際工学プログラム」:(E)◎,(A)◎
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス,エンジニアリング・マネジメント導入
ガイダンス.問題解決のプロセス,分析・診断の問題,予測の問題,計画・決定問題.
2.エンジニアリング・マネジメントにおける問題解決 問題解決とモデル,問題解決のアプローチ,問題解決のプロセスと基本的な考え方.
3.経済性評価(1) 経済性評価のための比較の原則.
4.経済性評価(2) 割引と現在価値.
5.経済性評価(3) 利子率,インフレーション,収益率分析.
6.ミクロ経済学(1) 市場における需要と供給の作用.
7.ミクロ経済学(2) 需要,供給,及び政府の政策.
8.ミクロ経済学(3) 消費者,生産者,市場の効率性.
9.ミクロ経済学(4) 生産費用.
10.ミクロ経済学(5) 競争的市場における企業.
11.ミクロ経済学(6) 独占.
12.ミクロ経済学(7) 独占的競争.寡占.
13.企業会計の基礎(1) 企業活動についてのさまざまな指標.財務会計の重要性.財務会計の基本的な考え方.
14.企業会計の基礎(2) 財務諸表の見方.
15.学習成果の確認 試験.
- <成績評価方法及び水準>
- 授業への貢献:50%
(小テストやレポートを課す場合がある.これらの評価は授業への貢献に含む) 期末試験:50%
- <教科書>
- 特に指定しない.
- <参考書>
- ○辻正重編著(2010)『経営工学総論』ミネルヴァ書房.(3500円+税)
○Park, Chan S. (2008), Fundamentals of Engineering Economics (2nd Edition), Upper Saddle River, NJ: Pearson Prentice Hall. ○千住鎭雄,伏見多美雄,藤田精一,山口俊和(1986)『経済性分析(改訂版)』日本規格協会.(2200円+税) ○N.グレゴリー・マンキュー(2005)『マンキュー経済学(第2版)(1)ミクロ編』東洋経済新報社.(4000円+税) ○國貞克則(2007)『財務3表一体理解法』朝日新書.(756円+税) ○小田切宏之(2000)『企業経済学(第2版)』東洋経済新報社.(2800円+税) ○榊原清則(2002)『経営学入門(上)』『経営学入門(下)』日経文庫.(各860円+税)
より専門的な文献は授業の中で紹介する.
- <オフィスアワー>
- [前期](八王子1号館講師室)金曜日2時限の前後.
[前期・後期](新宿2778号室)木曜日(11:00-12:30).
上記日時以外でもメール(アドレスはガイダンス時に配布する資料を参照)で予約の上で面談可.
- <学生へのメッセージ>
- ここで学ぶ問題解決のための技術は, ECPのおけるプロジェクト管理や日常生活の諸問題への対処に役立つだろう.また,このような技術を使いこなすことができるようになれば,皆さんが将来経営幹部として活躍したり,新事業を立ち上げたりする際に,必ず役に立ってくると考える.
- <備 考>
- 連絡のためキューポートを随時使用する予定.キューポートに配信された連絡が必ず届くよう各自で設定すること.
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