2014年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

リーダシップと企業経営(Leadership and Corporate Management)[2B16]

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2単位
新井 敏夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
日本国内だけでなく国際的なプロジェクトの推進や外資系企業で働く場合でも、リーダーとしての実際の判断が可能になるように、リーダーとしての基本的な知識と機能を身に付ける。ケーススタディーを通じて、リーダーシップの原理原則がどのように生きるかを体験し、リーダーシップ理論が応用可能な段階にまで能力の向上を図る。
(JABEE国際工学プログラム 学習・教育目標)F.デザイン能力とチームワーク能力の習得◎
リーダーシップについて学ぶということはチームワークについて理解し、メンバーとしての適切な行動についても学ぶということである。計画を自主的に立て、与えられた時間内・環境において実施し、その結果を判断して成果を出すこと。また、継続して学習しながら改善していく手法を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
自らがリーダーとして尊敬する人物について、その理由を文章化しておくこと。

<具体的な到達目標>
1.リーダーの基本的な機能について理解し、実際のケースに適用できる。
2.リーダーに必要な資質について理解し、自らリーダーとして自律的に成長できる。
3.企業リーダーの決断のフレームワークについて理解する。
4.危機に際してのリーダーの行動について理解し、実際のケースに応用できる。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス リーダーは教育によって作られる
2.リーダーの果たすべき機能
 準備学習 参考書の中から、リーダーの機能について必要だと思うところをまとめておく
3.リーダーの資質
 準備学習 参考書の中から、リーダーに資質について共感するところをまとめておく
4.リーダーシップ理論の変遷
5.ケーススタディー(1)「組織とリーダー」について具体的なケースを想定し、グループ討議を行う
 準備学習 リーダーの機能と資質について、自らの目標とする姿をまとめておく
6.グループ発表と評価 課題についてグループ発表を行い、評価についてフィードバックする
 準備学習 グループでプレゼンテーションの準備を行う
7.決断のフレームワーク
 準備学習 リーダーの決断がどのような場面で最も重要になるか、具体的なケースを想定しておく
8.動機づけ理論とリーダーシップ理論の関係
9.ケーススタディー(2)「危機管理とリーダーシップ」について、具体的なケースを想定し、グループ討議を行う。
 準備学習 危機に直面したリーダーの果たすべき機能について考え方をまとめておく
10.グループ発表と評価 課題についてグループ発表を行い、評価についてフィードバックする
 準備学習 グループでプレゼンテーションの準備を行う
11.「宣言」の必要性と機能について
12.指示と評価について
 準備学習 指示と評価はリーダーシップを発揮するうえでどのような機能を果たすのか、参考書から共感する部分をまとめておく
13.企業倫理について
14.全体のまとめ リーダーシップを発揮するための準備行動について
15.学習成果の確認 試験
 準備学習 授業の復習を通じて自ら理想とするリーダー像を具体化しておく

<成績評価方法及び水準>
グループ発表と試験による総合評価。ウェイトは試験が60%、グループ発表が40%。100点満点中60点以上を合格とする。チームとして計画を立て、与えられた時間内・環境において実施し、その結果を判断して成果を出すこと。また、継続して学習しながら改善していく手法の習得の度合いを評価のポイントとする。

<教科書>
指定教科書なし。必要に応じてプリントを配布する

<参考書>
佐々淳行「平時の指揮官 有事の指揮官」文春文庫
ボブ・ウッドワード「司令官たち」文藝春秋
ジャック・ウェルチ、ジョン・A.バーン「ジャック・ウェルチ わが経営」日本経済新聞社

<オフィスアワー>
毎週火曜日 13時から15時 技術経営研究室(A2777)

<学生へのメッセージ>
この講義では共感を呼ぶプレゼンテーションの技術を身につけることも目的としています。体験しながら工夫して行きましょう。


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