2014年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科
△日本の伝統芸能(Japanese Performing Arts)[4465]
2単位 吉田 司雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 能、狂言、文楽(人形浄瑠璃)、歌舞伎、落語などに実際に触れるきっかけとなるよう、ビデオ教材等を通してその特質を学ぶ。昨年は新歌舞伎座がオープンする一方、市川団十郎の死去が大きく報道されるなど、近年テレビのニュースやワイドショーで取り上げられることも多いが、現代に生きる古典芸能の魅力に少しでも迫りたい。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし。
- <具体的な到達目標>
- 日本文化に関する基本的な知識をしっかりと身につける。また、自身の意見を説得力ある形で表現する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 ガイダンス&基本知識の確認
準備学習:シラバスをきちんと読んでおく 2 「伊勢物語」を読む 準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく 3 「隅田川」(能)の世界 準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく 4 「源氏物語」を読む 準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく 5 「葵上」(能)の世界 準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく 6 陰陽師(平安時代のゴーストバスターズ) 準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく 7 「義経千本桜」(人形浄瑠璃・歌舞伎)の世界 準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく 8 「勧進帳」(歌舞伎)の魅力 準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく 9 「道成寺」の系譜 準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく 10 「東海道四谷怪談」−鶴屋南北・怪談狂言の世界 準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく 11 「仮名手本忠臣蔵」−仇討ちの美学 準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく 12 「怪談牡丹燈籠」−落語における怪談話 準備学習:高校の国語便覧等で基礎知識を得ておく 13 落語とは何か?(1) 準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく 14 落語とは何か?(2) 準備学習:自分で文献を探して基礎知識を得ておく 15 学習成果の確認(テスト) 準備学習:授業内容をしっかり復習しておく
- <成績評価方法及び水準>
- 授業で触れた基礎知識がきちんと身についているかどうかを確認する最終テストを実施する。また、授業中毎回確認テスト、感想文提出、ミニレポート等を課し、その結果をもとに平常点を算出、試験とあわせて60点以上のものに単位を認定する。最終テストと平常点の比率は、7:3。
ただし、出席状況や提出物の評価点が一定の水準に達しない者は、最終テストの答案を採点対象としない。従って、まず授業にきちんと出席すること。出席状況のよくない学生に、単位修得の可能性はない。
- <教科書>
- 指定教科書なし。必要に応じてプリントを配布する。
- <参考書>
- 指定参考書なし。教場で随時紹介する。
なお、高校で使った国語便覧を持っていたら用意しておくこと。
- <オフィスアワー>
- 授業開始前の教場。それ以外は教員に直接たずねること。
- <学生へのメッセージ>
- 第一回目の授業時に成績評価方法等、具体的に説明するので必ず出席すること。特に、この授業のルールに従って、こちらの指示する座席に着席することなど、幾つかお願いすることがある。また、授業計画についてはあくまでも仮のもので、変更も大いにありうる。
ただ単に知識を増やすことで満足するのではなく、古典芸能に親しむことで自らの思考と感性を研ぎ澄ますことをことを目指してほしい。
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