2014年度工学院大学 グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科

情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[4123]

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3単位
金丸 隆志 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
 情報処理に関する基礎的な事項を講義と演習で学ぶ.併せて,情報の正しい取扱い及び情報倫理について身につける.

<受講にあたっての前提条件>
 前期はコンピュータリテラシーであるので特に専門的な知識は必要としない.後期はVBAによるプログラミングを行うので,前期に学んだ項目の中で特にMicrosoft Excelに関する操作方法を習得しておく必要がある.

<具体的な到達目標>
前期はコンピュータの歴史やハードウェアとソフトウェアの概論,アプリケーションソフトウェアによる日本語とデータの扱い方およびコンピュータ通信等を学ぶ.後期はVisual Basic言語(VB)によるプログラミングを学ぶ.

(JABEE学習・教育目標)
 「国際工学プログラム」
   (C)基礎工学・専門工学知識の習得:◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力:(c)(d)の(1)(2)b):◎

(習得後の展開)
 本科目で修得した内容は,「ECP IA」,「ECP IB」などの履修に役立つほか,「ECP IIA」,「ECP IIB」,「ECP III」におけるプロジェクトの進行,レポートの作成,成果発表において重要な役割を果たす.

<授業計画及び準備学習>
(前期)
1. この科目のガイダンスとコンピュータのハードウェア及びソフトウェアの基本構成の説明
  (コンピュータと周辺機器などのハードウェア,ソフトウェアの役割がわかること)
 高校数学の場合の数を復習しておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
2. キーボード及びマウスの操作法と周辺機器の使い方の演習
  (キー入力,マウス操作ができること)
 PCにおけるキーボード・マウスの操作を予習。自宅・学校などのPCで操作を復習
3. Windowsシステムにおけるファイル操作法
  (ドライブの意味を理解し,ファイルの移動ができること)
 PCにおけるWindowsの操作を予習。自宅・学校などのPCで操作を復習
4. パソコンによる電子メールの演習
  (電子メールを送受信し,内容を確認できること)
 PCと携帯のメールの違いについて予習。自宅・学校などのPCで操作を復習
5. 情報倫理
  (コンピュータや情報を取り扱う者として必要な倫理を習得すること)
 情報漏洩などのIT系ニュースを調べておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
6. 日本語ワードプロセッサーとしてMicrosoft Wordを使用した文書の作成と編集の演習
  (文章の体裁を整え,印刷ができること)
 PCにおける日本語の入力に慣れておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
7. 前回の続き
 前回の内容をもう一度チェックしておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
8. 表計算ソフトウェアとしてMicrosoft Excelを使用した数値データ処理法の演習
  (データの編集ができ,そのグラフを作成できること)
 表計算ソフトウェアを利用できる環境があれば操作してみる。自宅・学校などのPCで操作を復習
9. 前回の続き
 前回の内容をもう一度チェックしておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
10. Word と Excel の連携
 WordとExcelの機能を一通り使えるよう、これまでの講義に目を通しておく。
 自宅・学校などのPCで操作を復習
11. プレゼンテーション用ソフトウェアとしてMicrosoft PowerPointを使用した発表資料の作成
  (グラフや文章を貼り付けて,プレゼンテーション用の資料が作成できること)
 プレゼンテーションソフトウェアを利用できる環境があれば操作してみる。
 自宅・学校などのPCで操作を復習
12. 前回の続き
 前回の内容をもう一度チェックしておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
13. ホームページの作成の基礎
  (ホームページを作成する手順を理解すること)
 ホームページの仕組みについて予習しておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
14. 前回の続き
 前回の内容をもう一度チェックしておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
15. まとめ

(後期)

1. プログラムの第一歩として,VBを体験する
  (プログラムの役割を理解し,VBを体験すること)
 プログラムとは何か、事前に調べておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
2. VB言語に慣れるために,四則演算のプログラムを作る
  (二つの数値の和,差,積,商を計算するプログラムを作成できること)
 電卓で四則演算を行う際に注意すべきことはないか、事前に調べておく。
 自宅・学校などのPCで操作を復習
3. 条件により実行順序を変える条件判断について学ぶ
(2つの条件判断を使用できること)
 If文について調べておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
4. 変数の使い方と繰り返し命令を学ぶ
  (変数の宣言と繰り返し文を理解すること)
 For文について調べておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
5. 前回の続き
 前回の内容をもう一度チェックしておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
6. 配列型データの取り扱いを学ぶ
  (配列の意味を理解すること)
 配列型について調べておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
7. ここまでのまとめ
 これまでの内容をもう一度チェックしておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
8. 関数や手続きについて学ぶ
  (関数の意味やその計算手順を理解すること)
 関数について調べておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
9. 前回の続き.
 前回の内容をもう一度チェックしておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
10. 手続きが自分自身を呼ぶ再帰的呼び出しを学ぶ
  (再帰的呼び出しの意味を理解すること)
 再帰関数について調べておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
11. 関数と手続きのまとめ
 前回の内容をもう一度チェックしておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
12. シートへのアクセス方法を演習する
  (Excel のシートからデータを取得してプログラム中で利用できること)
 エクセルシートの座標での表現方法について学んでおく。自宅・学校などのPCで操作を復習
13. 微分方程式の数値積分を演習する
  (オイラー法、4次のルンゲクッタ法で数値積分するプログラムを作成できること)
 数値積分とは何か、事前に調べておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
14. 前回の続き
 前回の内容をもう一度チェックしておく。自宅・学校などのPCで操作を復習
15. 全体のまとめ

<成績評価方法及び水準>
 前期・後期の授業中に課される課題(40%)と,前期・後期に行われる定期試験(機械系学科共通テスト)(60%)で評価し,60点以上を合格とする.
 「国際工学プログラム」の学習・教育目標(C) は,本科目およびこの目標に対応する卒業に必要な他の該当科目をすべて習得することにより達成される.

<教科書>
特に定めない.

<参考書>
(前期)「情報処理の基礎と演習」田中久弥,飛松敬二郎,加藤潔 他 著 (共立出版)
(後期)「Excel環境におけるVisual Basicプログラミング」加藤潔 著(共立出版)

<オフィスアワー>
水・金曜日:犬目第2校舎209 12:30〜13:10
上記時間以外でもメールで約束の上随時面談可
メールアドレス:at13099@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
情報化社会に対する基礎知識とマナーを身に付け,コンピュータの便利さを体感して下さい.


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