△物理学概論Ｂ（K）[3462]

＜授業のねらい＞

物理学概論Ｂでは、熱力学・電磁気学について基礎的な事項を学び、日常の現象を物理的に理解することができるようになることを目標とする

＜受講にあたっての前提条件＞

物理学概論Aの受講を前提とします

＜具体的な到達目標＞

以下の項目の
１．熱力学の考え方と基本法則を理解し、日常の現象との関係について説明できる
２．電磁気現象の基本法則を理解し、説明できる
３．電気回路に関する基礎的な事項を理解し、直流回路の計算ができる

＜授業計画及び準備学習＞

毎回の講義では、熱力学および電磁気学の基本的な事項について講義する。さらに、建築と物理に関連する課題を出す。この課題については、最終回にレポート提出あるいは発表という形で評価を行う。
以下に、講義の内容を示す。第１回の講義に関しては、準備学習は必要ない。第２回以降については、授業の進捗状況などを踏まえながら、その都度必要な準備学習を指定する。
第１回：熱力学で扱う系とは・温度と圧力
第２回：理想気体の状態方程式・気体の状態の表現・PV図
第３回：熱力学第一法則
第４回：状態量と準静的過程・定積変化・定圧変化
第５回：等温変化・断熱変化・熱サイクル
第６回：熱力学第二法則
第７回：エントロピー増大則と熱伝導現象
第８回：クーロンの法則・電場・電位
第９回：電場と磁場のガウスの法則
第１０回：アンペールの法則
第１１回：電磁誘導と磁場のエネルギー
第１２回：変位電流
第１３回：マクスウェルの方程式
第１４回：電気回路
第１５回：学習成果の確認（課題作成）

＜成績評価方法及び水準＞

授業内容と関連する課題に関するレポート等の提出を求め、100点満点で評価する。時間がある場合は、プレゼンテーションなども行う予定。

＜教科書＞

「理工系物理学講義（改訂版）」加藤潔（培風館）

＜参考書＞

授業の中で適宜指示します

＜オフィスアワー＞

　八王子1S-322室　水曜日３限
　この他の時間にも、電子メール（ft13389@ns.kogakuin.ac.jp）で事前に連絡をいただければ対応可能です。また、電子メールによる質問も受け付けます。

＜学生へのメッセージ＞

・授業中の、講義内容に関する質問は大歓迎です。
・教科書の問題を解いたり、演習の授業を活用したりすることで、自分で考える力を身につけ、より深い理解につなげてください。授業のみで全てを理解することは、不可能だと考えてください。
・講義ノートは適宜Kuportにアップロードします。参考にしてください。