△物理学概論Ｂ（K）[3371]

＜授業のねらい＞

熱力学，電磁気学，現代物理等の分野から，いくつかの建築と関連しそうな話題を選んで講義を行う。
物理学に関する総合的な興味・関心を育むとともに，身近な現象を物理的な視点から見る能力を身につける。

＜受講にあたっての前提条件＞

物理学概論Aで学んだ内容を基盤とするので，物理学概論Aであつかう力学について習熟しておくこと。
また，高校数学全般の知識を前提とする。

＜具体的な到達目標＞

熱力学
1. エネルギーについての理解を深めることができる
2. 物質の状態の変化について習熟する
3. 温度とは何かを様々な角度から理解する

電磁気学
1. 電気や磁気に関する現象と，それを支配する法則を学ぶ
2. 簡単な電気回路をあつかえるようにする
3. 光の本質を理解できる

現代物理の世界
1. 物質の成り立ちを理解する
2. 放射線について理解する

＜授業計画及び準備学習＞

1. 授業の進め方についておよび物理学概論Aの復習
   

   
   物理学概論Aで学習した内容のうち，物理学概論Bの授業を理解するに必要な内容(物理量と単位，運動の法則，エネルギーについて)
   を復習する。

   
   準備学習: 物理学概論Aでやった内容の復習をしておくこと。
   

2. 物質の状態(圧力と温度)
   

   
   準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
   

3. 物質の状態(気体の状態と性質)
   

   
   準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
   

4. 熱とエネルギー
   

   
   準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
   

5. 物質の状態とその変化
   

   
   準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
   

6. エントロピーについて
   

   
   準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
   

7. 電気に関する現象と基本法則
   

   
   準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
   

8. 電気や磁気に関する現象と基本法則
   

   
   準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
   

9. 電気回路入門1 電源と抵抗
   

   
   準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
   

10. 電気回路入門2 コンデンサー等を含む回路
    

    
    準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
    

11. 光と電磁波
    

    
    準備学習: 教科書やプリント等に目を通し，関連する問題等を解いておくこと。
    

12. 温度とは何か
    

    準備学習: 授業前に配布するプリント等熱力学の温度に関する部分を復習しておく。

13. 物質の成り立ち
    

    準備学習: 高校物理の教科書等に載っている，原子分子関係の話に目を通しておく

14. 放射線について
    

    準備学習: 高校物理の教科書等に載っている，放射線関係の話に目を通しておく

15. 学習成果の確認
    

    
    準備学習: これまでの総復習をしておく
    

＜成績評価方法及び水準＞

授業中の課題，小テスト等を30点満点で評価する。また，期末試験ないしは期末レポートを70点満点で採点し，これらの結果を合わせて100点満点で評価し，60点をもって合格とする。

＜教科書＞

力学，熱力学，電磁気学等に関連する内容は，
『理工系物理学講義』加藤 潔 培風館
を参照のこと。
また，授業内容に関連したプリントを適宜配布する。
高校物理の教科書(特に最後のほう)も多いに参照すること。

＜参考書＞

内容が広範に渡るので，それぞれの話題についての参考書書籍を授業中に適宜紹介する。

＜オフィスアワー＞

火曜日 12:40-13:30
八王子校舎 総合教育棟 1S-323(もしくは1W-332)

木曜日 16:20-17:30
新宿校舎27階 A-2724

メールによる質問は随時受けつけています。
また，オフィスアワー以外の時間帯で質問・相談などがある場合はあらかじめメールでアポイントメントをとってもらうと，確実性が増すと思います。

＜学生へのメッセージ＞

受講者の層が広いため、退屈に感じたり難しく感じたりする人が出てくるかと思いますが、そういう場合は特にオフィスアワーや電子メールを利用してコンタクトをとることをおすすめします。
授業時間は限られているので，講義を聴くだけで、全てを理解することは不可能であると思っておいてください。自分で意欲をもって自習することが必要です。