2014年度工学院大学 建築学部
○建築設計II(Architectural Design II)[2371]
2単位 木下 庸子 教授 [ 教員業績 JP EN ] 冨永 祥子 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 後藤 治 教授 [ 教員業績 JP EN ] 稲葉 唯史 非常勤講師 柳澤 恭行 非常勤講師 佐藤 健 非常勤講師 石川 雅博 非常勤講師 後藤 成身 非常勤講師 金子 滋 非常勤講師 中山 薫 非常勤講師 綾井 新 非常勤講師 堀 正人 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 基礎設計図法/建築設計1を通じて、建築設計の基礎的な表現方法や図面の読み方について学んできた。建築設計2では小規模な建築を課題として取り上げ、本格的に建築を設計することに挑戦する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 基礎設計図法、建築設計1を受講していること。
- <具体的な到達目標>
- 第一課題では住宅を設計する。住宅の設計を通して、身近な建築の成り立ちや空間を成立させるための条件などを学び、ゼロからかたちを生み出すことに挑戦する。
この課題を通じて、建築を設計していくための手順(敷地調査、事例研究、条件整理、コンセプト立案、ボリュームスタディ、エスキース、プレゼンテーション)を一通り体験し、それを体得することを目標とする。 第二課題では緑豊かな公園の中に建つビジターセンターを設計する。建築は白いキャンパスに描く絵とは違って、それぞれに固有の敷地があり、その敷地と呼応して成り立つという点を学ぶ。また空間のスケール、内部と外部の関係、光や風といった外的要因を意識しながら空間設計に取り組む。この課題を通じて、造形としての建築の楽しさを体験してもらい、その空間を成り立たせるために、外的要因である環境、内的要因である計画プログラム、物理的要因である構造などの大切さを認識できるようになる。また、建築模型写真の講義などを通して、1年で学んだ基礎的な表現方法をさらにスキルアップさせ、オリジナルなプレゼンテーションテクニックを修得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 1第一課題の課題説明/敷地見学
準備学習:課題に役立ちそうな事例資料を収集し、特徴や設計主旨を整理する。 2敷地調査、事例研究の提出/個人指導 準備学習:敷地調査内容を図面化して分析する。 3第一課題第一提出(基本デザイン)提出と講評 準備学習:事例研究や敷地調査からファーストアイディアをかたちにしてみる 4平面図作成演習/個人指導 準備学習:ボリュームに住宅の平面プランをあてはめてみる。形と平面を繰り返しフィードバックしながら平面と断面を煮詰めて行く 5断面図作成演習/個人指導 準備学習:個人指導を受けて、自分の計画を更に詰めて行く 6模型、立面図作成演習/個人指導 平面/断面の検証をした後、再度ボリュームと外観のデザインを検討する。 7第一課題最終提出/講評、第二課題説明 準備学習:第一課題の製作と提出 8敷地調査/参考事例レクチャー/模型写真の撮影講義(1、2クラス) 準備学習:課題に役立ちそうな事例資料を収集し、特徴や設計主旨を整理する。 9敷地調査、事例研究提出/講評/個人指導 準備学習:敷地調査、事例研究を提出フォーマットにまとめる。 10模型写真課題提出(1、2クラス)/個人指導 準備学習:第一課題の模型を使った写真撮影の実施、ボリューム模型の製作 11中間提出/模型写真の撮影講義(3クラス) 準備学習:コンセプトの立案とデザインの展開、中間提出の制作 12エスキース作業/個人指導 準備学習:構造、スケールなどの検討、模型での検討 13模型写真課題提出(3クラス)個人指導 準備学習:模型製作を含むプレゼンテーションドローイングの製作 14最終提出 準備学習:合同講評会に向けての作品のブラッシュアップ。発表リハーサル 15合同講評会
- <成績評価方法及び水準>
- 提出した課題の点数を総合的に按分して評価点とする。また個人作業と個人指導の日であっても出席はチェックし、最終評価に加味するので、必ず出席すること。
- <教科書>
- 指定教科書なし
- <参考書>
- 新建築、新建築住宅特集、及び建築雑誌全般
- <オフィスアワー>
- 特に定めないが、前もって連絡もらえれば随時対応する。
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