2014年度工学院大学 建築学部
○建築構法(Building Construction)[2273]
2単位 石田 航星 助教 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 建築は建築物全体を支える躯体構法,空間を形成する屋根,壁などの各部構法から構成されている。これらの構法のなりたち,仕組み,そして働きについて,基本的な考え方をよく理解していただき、各種の躯体構法について学んでもらいたい。
- <受講にあたっての前提条件>
- (1) コンクリート材料、鉄鋼材料、建築用木材の材料の違いを理解している
(2) 建築物を構成する基本単位である屋根、壁、床、開口部の機能の違いについて知っている
- <具体的な到達目標>
- (1) 快適な内部空間を構成するために必要な建築構法の基本的知識を理解する
(2) 主要構造である鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造における構法の共通点や違いを理解する
- <授業計画及び準備学習>
- 授業は「建築構法(第五版)」を基本に進めていく。本授業ではP2-P144を扱うので、当該ページを熟読しておくこと。
1.ガイダンス,建築構法とは,建築物の性能、建築物の構成 2.建築物の構造方式、建築物と設備・家具・造作、建築物の生産 3.建築物への荷重・外力 4.鉄筋コンクリート造−1 5.鉄筋コンクリート造ー2 6.鉄筋コンクリート造ー3 7.鉄骨造−1 8.鉄骨造―2 9.鉄骨造―3 10.木造―1 11.木造ー2 12.木造ー3 13.補強組積造・組積造 14.プレストレストコンクリート造,鉄骨鉄筋コンクリート造 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 成績は定期試験の点数を基本とし、60点を合格点とする。
- <教科書>
- 「建築構法(第五版)」内田,吉田他著(市ヶ谷出版社)
- <参考書>
- 「構造用教材」日本建築学会(丸善)
「3D図解による建築構法」小見康夫著(市ケ谷出版社)
- <オフィスアワー>
- 後期火曜日12:30〜13:00 (八王子校舎建築教員控室)
木曜日12:10〜13:00 (新宿校舎、石田研究室 2577室)
- <学生へのメッセージ>
- 建築構法は、快適な空間を実現するための設計上の定石である。非常に基本的な内容であり、クリエイティブな職業を志望して建築学部に入学した諸君には退屈に思えるかもしれないが、本授業で扱う建築物を成立させるための基本構造や、建築物を構成する部位や部材の名称や機能を知らなければ、品質の高い建築物を設計することは困難である。この授業で建築物の工学的な基礎知識を習得し、奇抜でありながら実現性の高い設計案を作成する基礎となる知識を学んで欲しい。
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