2014年度工学院大学 建築学部
まちづくり学概論(Introduction to Urban Design and Planning)[6206]
2単位 篠沢 健太 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 村上 正浩 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 野澤 康 教授 [ 教員業績 JP EN ] 遠藤 新 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 久田 嘉章 教授 [ 教員業績 JP EN ] 中島 裕輔 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 西川 豊宏 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 宮村 正光 教授 [ 教員業績 JP EN ] 下田 明宏 教授 [ 教員業績 JP EN ] 横山 計三 教授 [ 教員業績 JP EN ] 星 卓志 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- まちづくり学科が扱う主要4分野(都市デザイン、ランドスケープデザイン、安心・安全、環境共生)の概要と魅力について解説する。これらの分野が社会の中でどのような役割を果たし、将来どのように発展していくことが期待されているかを知り、理解することを目的とする。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし
- <具体的な到達目標>
- まちづくり学科の主要4分野の概要と社会の中での役割、将来の発展への期待を理解できるようになること。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回目 ガイダンス(久田、篠沢)
・まちづくり学概論の位置づけ、他の授業・実習との関連を理解、全体のスケジュールを把握し、注意事項を確認する。 準備学習:事前にシラバスを確認しておくこと。
第2回目 都市デザイン 星「地方行政の都市デザインへの関わり」 ・建築系技術職員としての地方公務員の仕事はどのような広がりがあるのか、さらに行政の都市計画・まちづくりとはどのようなものかについて理解する。 準備学習:地方公共団体の種類や、どのような仕事をしているかについて、幅広く調べてみる。 第3回目 都市デザイン 野澤「巨大都市・東京の都市デザイン」 ・東京での都市開発プロジェクトを、大きなスケールから、駅前再開発のような比較的小スケールのものまで様々あることを理解する。また、建築学部学生が見ておくべき事例を紹介し、都市デザインのあり様を学ぶ。 準備学習:東京での都市開発プロジェクトを事例を探し、その詳細を調べる。また、いくつかのプロジェクトを、実際に訪れ体験する。 第4回目 都市デザイン 遠藤新「震災復興の都市デザイン」 ・東日本大震災の被災地復興の現場において、どのような復興計画が策定され、どのような復興事業が現在進められているか。都市デザインの視点から理解する。 準備学習:東日本大震災の復興まちづくりの現況について、新聞やインターネット記事等から幅広く調べてみる。
第5回目 安全安心 久田「建物とまちの防災・減災対策」 ・過去の震災からの教訓や被害想定などをもとに、建物とまちの防災・減災対策の現状と課題を理解する。 準備学習:自分の住んでいる地域の震災や水害のハザードマップを調べ、対策を考えておく 第6回目 安全安心 村上「安全・安心のまちづくり」 ・ものづくり・ひとづくり・ことづくりの視点から、安全・安心のまちづくりの考え方を学ぶ。また、事例紹介を通じて、まちづくりの現場の現状と課題を理解する。 準備学習:身近な安全・安心のまちづくりの事例を探し、その詳細を調べてみる。 第7回目 安全安心 宮村「安全、安心を実現する社会工学的アプローチ」 ・安全、安心の考え方を理解し、過去の震災事例をもとに、地域と企業が取り組む効果的な対策を考える。 準備学習:関心を持った過去の地震被害を対象に、被災地域の特徴となぜそのような被害が生じたのかを考えておく。
第8回目 環境共生 西川「都市建築の水・資源循環と住環境」 ・都市建築に係る水・資源循環と住環境との共生について考え理解を深める。 準備学習:都市における水・資源(降雨、上下水インフラ、廃棄物など)の基礎情報や課題を調査する。 第9回目 環境共生 中島(裕)「都市の熱環境」 ・ヒートアイランド問題など都市の熱環境の課題とその対策について学び、快適な都市環境を作る上での土地被覆の改善や都市形態のあり方について学習する。 準備学習:都市におけるヒートアイランド問題について調べておく。 第10回目 環境共生 横山「まちづくりにおける地球環境保全と省エネルギー」 ・まちづくりにおける地球環境保全への配慮やエネルギー消費削減の重要性について学び、新しい都市の在り方について学習する。 準備学習:地球環境保全の概要について調べておく。
第11回目 ランドスケープ 篠沢「都市公園とランドスケープ」 ・都市公園におけるランドスケープデザインの考え方を理解する。 準備学習:自分が訪れたことのある都市公園についての資料を集める。 第12回目 ランドスケープ 篠沢「都市の自然環境とランドスケープ」 ・河川空間など、自然と人間活動が密接に関わる場所でのランドスケープデザインの考え方を理解する。 準備学習:現在、自然環境について問題になっていることを1つ、net等で調べておく。 第13回目 ランドスケープ 下田「都市の魅力とランドスケープ」 ・エコノミスト誌が毎年8月に発表する「世界で最も住みやすい都市」の2014年ランキングについて考察する。 準備学習:住みやすい都市、魅力的な都市とはどのような都市か考えておく。
第14回目 まとめ、総合討議、予備日
- <成績評価方法及び水準>
- 各教員が講義中に課すレポート課題を総合評価し、60点以上を合格とする。 レポート課題は各講義中または後に提出し、その提出をもって成績をつける。なおレポートは分野ごとではなく教員ごとに提出される。出席2/3以上は必須だが、担当教員の授業に欠席すれば、その授業のレポートは書けない場合があるので留意すること。
- <教科書>
- 教科書は指定しない。担当教員が資料を適宜配付する。必要に応じて講義資料等を事前にキューポートからダウンロードすること。
- <参考書>
- 参考書は指定しない。担当教員が資料を適宜配付する。必要に応じて講義資料等を事前にキューポートからダウンロードすること。
- <オフィスアワー>
- 土曜日3限。事前に篠沢まで連絡すること。
- <学生へのメッセージ>
- 遅刻しないこと。やむを得ず講義を欠席、遅刻する(した)場合は必ず早急に担当教員に連絡し、レポート課題について確認すること。なお本シラバスの内容は変更される場合があるのでガイダンスに必ず出席し、キューポートを随時確認すること。
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