2014年度工学院大学 建築学部

情報処理A(K)[4317]

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2単位
飛松 敬二郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
情報倫理とコンピュータリテラシーについて学習する。情報倫理と情報処理の基礎を理解して,ID管理された計算機システムの基本ソフトウェアと応用ソフトウェアの実践的演習を通して、コンピュータを身近な道具として使えるようになることをめざす。

<受講にあたっての前提条件>
本科目は計算機利用の基礎を学ぶ科目であり、特に大学レベルの基礎知識は必要としない。

<具体的な到達目標>
情報倫理

○コンピュータのIDとパスワードの管理方法を心得ており、それを実践することができる。
○情報通信技術の人間社会に及ぼす光と影を理解しており、コンピュータとネットワークを利用する典型的事例が倫理的に適切か否か、善いか悪いかの判断ができる基礎知識を有している。
コンピュータリテラシー

○情報の表現方法についての知識があり、2進法から16進法までの基数変換の計算ができる。
○コンピュータの基本機能,ソフトウェア,ネットワークの基礎的な事項を知っている。
○WWWの情報検索の方法と情報の適切な扱い方を知っている。
○電子メールの利便性と利用上の注意を心得ており、利用することができる。
○かな漢字変換の方法を理解しており、ワードプロセッサを用いて簡単なレポートを作成できる。
○表計算ソフトウェアを用いて数式の計算やグラフの作成ができる。
○プレゼンテーションとは何かを理解しており、プレゼンテーション用のスライドを作成できる。
○HTMLの基本的タグの役割を理解しており、簡単なホームページを制作することができる。
○LaTeXによって数式を含んだ簡単なレポートを作成することができる。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、IDとパスワード、Windows 7の基本操作
準備学習 教科書1 第2章に目を通す。
2.情報と情報量、情報の検索と利用、電子メールの操作
準備学習 情報倫理教材の第1章を学習する。教科書1 第1章 p.5〜p.14の情報の表現を読み、理解する。
3.Word (1) 基本事項、文字入力と変換、保存、 編集
準備学習 情報倫理教材の第2章を学習する。教科書1 第5章 5.1 Office 2013 の共通事項、5.2 基本的なことがら、5.3 Wordのファイル、5.4 入力と文節、5.5 各種の文字 を読んでおく。
4.Word (2) 書式設定、表とセル操作、印刷
準備学習 情報倫理教材の第3章を学習する。教科書1 第5章 5.6〜5.7 編集作業、文書を飾る を読んでおく。
5.Word (3) 描画・数式オブジェクト
準備学習 情報倫理教材の第4章を学習する教科書1 第5章 5.8 オブジェクトを読んでおく。
6.Excel (1) セル入力・移動・複写、オートフィル
準備学習 情報倫理教材の第5章を学習する。教科書1 第6章 6.1 構成要素、6.2 基本技術 技1〜技14まで を読んでおく。
7.Excel (2) 数式、セル参照、グラフ作成
準備学習 情報倫理教材の修了テスト1を実施する。教科書1 第6章 6.2 基本技術 技15〜技23まで を読んでおく。
8.Excel (3) 関数描画、Wordとの連携
準備学習 情報倫理教材の修了テスト2を実施する。教科書1 第6章 6.3 応用を読んでおく。
9.プレゼンテーションとスライドの作成
準備学習 情報倫理教材の修了テスト3を実施する。教科書1 第7章 の内容を一通り読み、理解しておく。
10.ウェブページ (1) HTML、タグ、要素
準備学習 情報倫理教材の修了テスト4を実施する。教科書1 第8章 8.1-8.4節を読み、理解する。
11.ウェブページ (2) キーワード、属性、スタイルシート
準備学習 情報倫理教材の修了テスト5を実施する。教科書1 第8章 8.5-8.6節を読み、理解する。
12.ウェブページ (3) WWWの仕組み、ファイル転送
準備学習 教科書1 第8章 8.7を一通り読み、ホームページ開設資料に目を通しておく。
13.LaTeX (1) ソースファイル、コンパイル、プレビュー
準備学習 教科書1 第9節 9.1-9.7節を読み、理解する。
14.LaTeX (2) 文字サイズ、箇条書き、表、数式
準備学習 教科書1 第9節 9.8-9.10節を読み、理解する。
15.学習成果の確認
準備学習 情報倫理教材の修了テストの再実施授業で配布する演習問題教科書1 第1章の内容を理解しておく。

<成績評価方法及び水準>
課題レポートと定期試験をおおむね4対6の割合で評価する。
合計点数が60点以上で合格です。

提出された課題は内容確認後できるだけ返却します。
未提出課題がないようにしてください。定期試験の答案は返却しません。
欠席・遅刻がないようにしてください。

<教科書>
情報倫理教材は下のURLを参照する。第1回から教科書1を使用する。
教科書1:「理工系コンピュータリテラシー MS-Office2013対応」
     工学院大学情報基礎教育運営委員会編(共立出版)
情報倫理教材
   第1章 ネットワーク社会、第2章 ユーザ認証とアカウント、
   第3章 インターネットの基本的な注意点、第4章 セキュリティ対策、
   第5章 ネットワーク社会を取り巻く法律、修了テスト1〜5の実施

情報倫理教材はWebブラウザで次のURLの電子教材を自習する。
https://inavi.ns.kogakuin.ac.jp/coursenavig/service
自分の個人IDでログインして、最初にオンライン学習申込で講義名「情報処理概論及演習」の該当クラスを選択して学習申込をする。
その後は講義タブの「情報処理概論及演習」の「INFOSS情報倫理」の学習教材で自習する。学習終了後、修了テスト1〜5を実施する。情報倫理教材の学習状況を教員が確認します。

<参考書>
指定参考書はなし。

<オフィスアワー>
水曜3時限
場所:15号館地階 情報科学研究教育センター 準備室
飛松(ct10519 [at] ns.kogakuin.ac.jp)までメールで連絡してください。

<学生へのメッセージ>
情報倫理とコンピュータリテラシーは現代人にとって必須です。情報化社会に対応できる知識、技能、マナーを身に付け、卒業研究にコンピュータを役立てられるように基礎をしっかり学んでください。

<参考ホームページアドレス>
工学院大学情報基礎教育のウェブサイト(学内参照のみ) http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~wwgt017


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