2014年度工学院大学 建築学部

人文・社会科学の基礎A(K)[4121]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
榎本 淳一 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
林  真理 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
石川 敬史 非常勤講師  
吉田 司雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
人文・社会科学分野の基礎的な知識や考え方を見につけることがねらいである。

<受講にあたっての前提条件>
特にないが、下記の〈具体的な到達目標〉をよく読んでほしい。

<具体的な到達目標>
前期の「A」では、柔軟な考え方と論理的な思考方法を養うと共に、高校の国語および社会からの接続を意図し、とりわけ「書く力」の練成をはかる。また、図書館などを利用した情報検察の方法を学び、学習のために必要とされるスキルやマナーを習得することも達成目標の一部となる。なお、調べること・書くことが中心の演習形式に近い授業なので、履修者数を100名以内に制限する予定である。レポート等の課題も相当の量になることを覚悟してほしい。より基本的な「書く力」を身につけたい(つける必要のある)人は、「建築ロジカルライティング」の方を受講すること。なお、以下の授業計画も履修者の状況等によって変更がありうる。

<授業計画及び準備学習>
1.(4月10日) 授業概要説明と国語力習熟度テスト(榎本、吉田)
 準備学習:この科目のシラバスを読んでくる。
2.(4月17日)建築の歴史背景を学ぶ(榎本)
 準備学習:高校の教科書や建築史の本などで、法隆寺について確認しておく。
3.(4月24日)建築を比較史的に捉える(榎本)
 準備学習:前回のノートを整理し、復習しておく
4.(5月1日)建築を歴史から考える(榎本)
 準備学習:前回・前々回の授業のノートを整理し、復習をしておく
5. (5月8日)事実と価値を区別する(林)
 準備学習:「メディアリテラシー」という言葉について調べておく。
6. (5月15日)倫理問題を「発見する」(林)
 準備学習:第5回の復習プリントを提出する。
7. (5月22日)倫理問題を「論じる」(林)
 準備学習:前回・前々回の授業のノートを整理し、復習をしておく。
8.(5月29日)今和次郎「考現学」に学ぶ(石川)
 準備学習:インターネットで「○○考現学」を検索(例:マスコミ考現学),どのような言葉が流布されているか調べておく。
9.(6月5日)問いをつくるスパイラル(石川)
 準備学習:図書館にはどのような種類の資料(図書,雑誌,DVDなど)があるか事前に調べる。
10.(6月12日)建築物への想いを「論じる」:戦後日本図書館史より(石川)
 準備学習:高校の教科書や建築史の本で,戦後日本史を復習する。

11.(6月19日)八王子について調べる(吉田)
 準備学習:インターネットで「八王子」を検索、どのようなイメージで流布されているか調べておく。
12.(6月26日)アイデアをまとめる(吉田)
 準備学習:説得力のある表現とはどういうものか、考えておく。
13.(7月3日)批評眼を養う(吉田) 
 準備学習:評価されるレポートとはどういうものか、考えておく。
14.(7月10日)最終レポート執筆(榎本、林、吉田)
 準備学習:これまでに提出したレポートのコピーを読み返しておく。
15.(7月17日)学習成果の確認(榎本、林、吉田)

<成績評価方法及び水準>
各教員がレポート課題や平常点に基づいて算出した点数合計に、最終課題の点数を加えて、合計100点満点で評価をする。各教員が必須課題として課したレポートをすべて提出していることが、単位修得の必要条件である。

<教科書>
なし。

<参考書>
授業の中でその都度指示する。

<オフィスアワー>
授業後に教室で対応する。

<学生へのメッセージ>
どんな建築も、人間が使用するものであること、社会とともあるということは間違いありません。だからこそ、建築を学ぶためには、人間および社会に対する深い理解が求められます。そのための足場作りをぜひ大学時代に行って下さい。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved.