2014年度工学院大学 建築学部

基礎設計・図法(Introduction to Architectural Design,Theory of Design)[1123]

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2単位
中島 智章 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
川向 政博 非常勤講師  
平井  充 非常勤講師  
片桐 和也 非常勤講師  
仲亀 清進 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
 製図のための基本的な技術を習得し、図面や模型から空間を読み解く力を学ぶ。
 また、3次元の物質である家具・プロダクト、インテリア、建築のデザインを2次元の図面上で表現する各種手法を理解し、これらを総合的に表現するトータル・デザインの表現技法を身につける。

<受講にあたっての前提条件>
 指定教科書を熟読し理解すること。また、製図用具を入手すること。

<具体的な到達目標>
 具体的な達成目標は以下の6点である。

1)家具・プロダクトの図面を通して三面図の基本的な考え方を理解する。
2)インテリアの演習を通してモノと空間のスケール感覚を身につける。
3)インテリアの基本図(平面図、展開図)を解読でき、描けるようになる。
4)建築の基本図(配置図、平面図、断面図、立面図)が解読でき、描けるようになる。
5)透視図の原理を理解し、基本的な透視図が描けるようになる。
6)図面を立体的に表現できるようになる。

<授業計画及び準備学習>
 1部「基礎設計・図法」は3クラスに分かれて実施される。各クラスで取り上げる課題内容、一部の授業の進行などは異なるが、「授業のねらい」、「受講にあたっての前提条件」、「具体的な達成目標」、および、基本的な進行は3クラス共通である。

1.建築製図入門
製図用具の説明、使い方、および、基本的な線の引き方などの図法の基本
準備学習:製図用具の入手
2.身近なものを表現してみよう(1)
プロダクト・デザインの三面図の描き方

準備学習:描く製品を選んで持参する
3.身近なものを表現してみよう(2)
椅子の三面図の描き方
準備学習:実測用具の入手
4.身近なものを表現してみよう(3)
課題対象住宅の紹介・解説
準備学習:前川國男自邸の見学
5.建築の図法(1)
建築の基本図面、平面図の描き方
準備学習:教科書pp.6-29の予習
6.建築の図法(2)
立面図、断面図の描き方
準備学習:教科書pp.30-51の予習
7.建築の図法(3)
配置図、添景の描き方
準備学習:教科書pp.52-69の予習
8.建築の図法(4)
内観パースの描き方
準備学習:教科書pp.82-90の予習
9.建築の図法(5)
外観パースの描き方
準備学習:教科書pp.91-97の予習
10.建築の図法(6)
建築模型の作り方
準備学習:模型製作用具・材料の入手
11.建築の図法(7)
アクソメ、アイソメの描き方
準備学習:教科書pp.70-81の予習
12.建築の図法(8)
断面図の描き方2
準備学習:教科書pp.30-51の予習
13.プレゼンテーションの技法
ショー・ドローイングの描き方
準備学習:教科書pp.98-113の予習
14.総評
準備学習:教科書全体の復習
15.成績評価

最終案は『2014年度建築設計課題及び案内』の該当ページに提示されるので、そちらを参照すべし。

<成績評価方法及び水準>
1)全課題の平均点に当日演習の評価を加味した得点が60点以上の者に単位を認定する。
2)ビハインド提出(課題提出時間に少しでも遅れてしまった提出)の場合は、評価点数が半分となる。目安としては3回を超えてビハインド提出すると単位取得は不可能に近くなるので注意すること。
3)未完成の課題の提出は認められない。必ず完成させること。
4)模型課題だけはビハインド提出は認めない。ゆえに未完成でも提出日当日に必ず提出すること。
5)当日演習以外の課題の提出は、提出日の午前9時から9時15分までの間とする。これを過ぎると期限外提出となって減点となる。

<教科書>
松下希和ほか:『やさしく学ぶ建築製図 平・立・断からパース、プレゼン図面まで』、エクスナレッジ、2011年

<参考書>
鈴木敏彦ほか:『北欧の巨匠に学ぶ図法 家具・インテリア・建築デザイン基礎』、彰国社、2012年

<オフィスアワー>
 月曜日 9:00〜9:20、および、12:30〜13:00
 ただし、授業の内容についての質問は授業中に行うこと。授業前に質問がある場合は、下記のウェブサイトに記載されたメイル・アドレス宛てに、注意書きをよく読んでメイルを出してもかまわない。
https://www.facebook.com/cours.nakashima.tomoaki/info
(スマホ・サイトではなく、PCサイトに接続することが望ましい)

<学生へのメッセージ>
1) この授業は授業時間内だけで完結するものではなく、5月以降は毎回必ず自習課題を伴っているので、各自、授業時間外の自習課題のための時間をしっかり確保すること。
2) 自習課題提出日直前の病気・怪我などの不測の事態も考慮して、締切直前まで先送りせず、帰宅後すぐに課題に取りかかるようにすること。 また、即日課題は必ず授業時間内に仕上げること。
3) 毎週の自習課題をその都度仕上げる作業には時間と根気を要するので、各自タイムマネージメントをしっかり行うこと。
4) 要求されているのはただの努力ではなく、結果(課題が期日通りに望ましい質をもって提出されること)を伴う努力であることを肝に銘じること。

<参考ホームページアドレス>
https://www.facebook.com/cours.nakashima.tomoaki


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