2014年度工学院大学 第1部情報通信工学科

複素関数論(Elementary Complex Function)[6357]

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2単位
高瀬 柔郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
複素関数論を学ぶことにより、3年次に学ぶ情報通信に用いる信号やシステムの設計方法、複素積分でシステムの出力信号を求める方法、およびローラン級数でデジタルフィルタを設計する方法、を理解し身に着けることができます。

<受講にあたっての前提条件>
高校で教わった,複素数の計算方法を習熟していることが前提となります。このうち、高校で教わった項目を習熟していない人は、学習支援センタへ行き、問題プリントをもらって自宅で解き、自分の解答を学習支援センタで添削してもらうことにより、マスターすることが前提です。

<具体的な到達目標>
複素積分の計算問題,および冪級数とローラン級数の計算問題を,スラスラ解けることが目標です。

<授業計画及び準備学習>
 1.複素数と複素関数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
 2.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
 3.正則関数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
 4.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
 5.冪級数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
 6.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
 7.複素積分(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
 8.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
 9.Cauchyの積分定理と積分公式(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
10.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
11.Laurent級数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
12.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
13.留数定理(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
14.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
最終回に行う試験の得点が60以上の場合に単位を認定します。
60に僅かに達しないときに限り、毎講義終了後にボランティアで行う小テストの結果を参照し、単位認定相当であると判断したときに評点を60とする場合があります。

<教科書>
「情報通信工学科 数学ガイド」高瀬柔郎 著(工学院大学生協)

<参考書>
教科書中に記載

<オフィスアワー>
八王子校舎 土曜日 13:00〜16:00
常時、質疑応答をメールで行っております。
E-mail: ct76041@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
3年次に選択科目「線形システム論」を履修する学生は、この複素関数論を必ず受講してください。
複素関数の理解を深めたい希望者へ、毎講義終了後にボランティア活動として小テストを行い、解けるまで指導するサービスを実施しています。なお、高校で教わる複素数をマスターできていない学生は、学習支援センターで複素数の個別指導を受けてください。

<備 考>
大学院へ進学する学生には、複素関数とその積分および級数展開が、常識となります。
2年前期に学ぶ微分方程式論と共に、複素関数論の考え方をマスターし、レベルの高いエンジニアを目指してください。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/%7Ewwc1026


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