2014年度工学院大学 第1部情報通信工学科
複素関数論(Elementary Complex Function)[6357]
2単位 高瀬 柔郎 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 複素関数論を学ぶことにより、3年次に学ぶ情報通信に用いる信号やシステムの設計方法、複素積分でシステムの出力信号を求める方法、およびローラン級数でデジタルフィルタを設計する方法、を理解し身に着けることができます。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校で教わった,複素数の計算方法を習熟していることが前提となります。このうち、高校で教わった項目を習熟していない人は、学習支援センタへ行き、問題プリントをもらって自宅で解き、自分の解答を学習支援センタで添削してもらうことにより、マスターすることが前提です。
- <具体的な到達目標>
- 複素積分の計算問題,および冪級数とローラン級数の計算問題を,スラスラ解けることが目標です。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.複素数と複素関数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ)
2.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 3.正則関数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 4.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 5.冪級数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 6.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 7.複素積分(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 8.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 9.Cauchyの積分定理と積分公式(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 10.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 11.Laurent級数(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 12.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 13.留数定理(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 14.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習せよ) 15.学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 最終回に行う試験の得点が60以上の場合に単位を認定します。
60に僅かに達しないときに限り、毎講義終了後にボランティアで行う小テストの結果を参照し、単位認定相当であると判断したときに評点を60とする場合があります。
- <教科書>
- 「情報通信工学科 数学ガイド」高瀬柔郎 著(工学院大学生協)
- <参考書>
- 教科書中に記載
- <オフィスアワー>
- 八王子校舎 土曜日 13:00〜16:00
常時、質疑応答をメールで行っております。 E-mail: ct76041@ns.kogakuin.ac.jp
- <学生へのメッセージ>
- 3年次に選択科目「線形システム論」を履修する学生は、この複素関数論を必ず受講してください。
複素関数の理解を深めたい希望者へ、毎講義終了後にボランティア活動として小テストを行い、解けるまで指導するサービスを実施しています。なお、高校で教わる複素数をマスターできていない学生は、学習支援センターで複素数の個別指導を受けてください。
- <備 考>
- 大学院へ進学する学生には、複素関数とその積分および級数展開が、常識となります。
2年前期に学ぶ微分方程式論と共に、複素関数論の考え方をマスターし、レベルの高いエンジニアを目指してください。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/%7Ewwc1026
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