2014年度工学院大学 第1部情報通信工学科

微分方程式論(Elementary Differential Equation)[6356]

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2単位
高瀬 柔郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
微分方程式論を学ぶことにより、情報通信の基本である過渡現象や、インピーダンスの起源を理解し、情報通信工学における現象解析の手法を身に着けます。

<受講にあたっての前提条件>
高校で教わった有理関数の積分法、対数関数と指数関数の関係、対数関数の公式、複素数の計算法、および1年次の電気数学演習で教わった全微分、1年次の線形代数で教わった行列の計算法を習熟していることが前提となります。このうち、高校で教わった項目を習熟していない人は、学習支援センタへ行き、その問題プリントをもらって自宅で解き、自分の解答を学習支援センタで添削してもらうことにより、マスターすることが前提です。

<具体的な到達目標>
情報通信工学のベースとなる線形常微分方程式の問題をスラスラ解けることが目標です。

<授業計画及び準備学習>
 1.変数分離形(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
 2.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
 3.完全微分形(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
 4.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
 5.一階線形微分方程式(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
 6.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
 7.情報通信系の現象と微分方程式(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
 8.二階線形同次微分方程式(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
 9.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
10.二階線形非同次微分方程式(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
11.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
12.情報通信系の現象と微分方程式(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
13.一階線形連立同次微分方程式(講義で解いた例題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
14.演習(講義で解いた演習問題をノートを見ないで解けるまで復習すること)
15.学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
最終回に行う試験の得点が60以上の場合に単位を認定します。
60に僅かに達しないときに限り、毎講義終了後にボランティアで行う小テストの結果を参照し、
再試験によって習熟度を評価し、単位認定相当であると判断したときには評点を60とします。

<教科書>
「情報通信工学科 数学ガイド」高瀬柔郎 著(工学院大学生協)

<参考書>
教科書中に記載

<オフィスアワー>
八王子校舎 土曜日 9:00〜16:00
常時、質疑応答をメールで行っております。
E-mail: ct76041@ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
微分方程式の理解を深めたい希望者へ、毎講義終了後にボランティア活動として小テストを行い、解けるまで指導するサービスを実施しています。

<備 考>
大学院へ進学する学生には、微分方程式の考え方とその解法が、常識となります。
2年次前期に学ぶ微分方程式論と共に、2年次後期に学ぶ複素関数論の考え方をマスターし、レベルの高いエンジニアを目指してください。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/%7Ewwc1026


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