2014年度工学院大学 第1部情報通信工学科
物理学演習II(Exercises in Physics II)[4316]
1単位 田坂 由貴 非常勤講師 吉田 勝彦 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 「物理学II」で学んだ熱力学,電磁気学について,具体的な演習問題を自ら解くことによって理解を深めていく。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特にないが「物理学I」,「物理学演習I」などにより,基礎的な物理学の考え方,特に力学に関する考え方と方法を修得しておくことが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 熱力学の考え方と基本法則を理解し,説明できるようになる
- 熱力学の状態変化過程において,出入るする熱量,気体が外部に対して行う仕事が計算できる.
- 熱変化過程を組み合わせた熱サイクルの熱効率が計算できる.
- 電磁気学における各物理量の概念を理解し,具体的な問題に適用できる.
- 静電場および静磁場の性質を理解し、電場と電荷の関係・磁場と電流の関係を計算できるようになる
- <授業計画及び準備学習>
- 温度、熱
準備学習:14章例題,確認と演習の準備を理解し、14章演習問題を解く
- 気体の状態方程式
準備学習:15章例題,確認と演習の準備を理解し、15章演習問題を解く
- ミクロな視点 (統計力学)
準備学習:18章例題,確認と演習の準備を理解し、18章演習問題を解く
- 熱力学の第1法則と気体の状態変化(1)
準備学習:16章例題,確認と演習の準備を理解する事
- 熱力学の第1法則と気体の状態変化(2)
準備学習:16章演習問題を解く
- 熱機関
準備学習:17章例題,確認と演習の準備を理解し、17章演習問題(基礎)を解く
- 熱力学の第2法則とエントロピー
準備学習:17章演習問題(応用)を解く
- 静電気 (クーロン力1)
準備学習:19章例題,確認と演習の準備を理解し、19章演習問題(基礎)を解く
- 静電気 (クーロン力2)
準備学習:19章演習問題(応用)を解く
- 静電気 (ガウスの法則1)
準備学習:20章例題,確認と演習の準備を理解すること
- 静電気 (ガウスの法則2)
準備学習:20章演習問題を解く
- コンデンサーと静電エネルギー
準備学習:21章例題,確認と演習の準備を理解し、21章演習問題を解く
- 電流の作る磁場
準備学習:22章例題,確認と演習の準備を理解し、22章演習問題を解く
- 電磁誘導
準備学習:23章例題,確認と演習の準備を理解し、23章演習問題を解く
- 定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 板書による発表,レポート,小テストなどによる平常点50点+定期試験50点の100点満点で評価し,60点以上で単位を認める。
ただし,板書による発表を行わない者は,定期試験を受ける資格がないものとする。
- <教科書>
- 「物理学演習テキスト」 (学術図書出版)
- <参考書>
- 演習テキストの解説はあくまでも要点のみであるから物理学講義で用いられているテキスト及び授業ノートを参考に問題演習をすること.
加藤潔著「理工系物理学講義(改訂版)」培風館 前野昌弘著 「よくわかる初等力学」東京図書
- <オフィスアワー>
- 木曜日 12:30〜13:10 (八王子校舎1W−332室 物理準備室)
演習開講日以外は演習担当者が八王子校舎不在となる。 質問などがある場合は 「Physics.Exercise@map.kogakuin.ac.jp」 に自分の学籍番号,氏名,演習担当者の氏名を明記した上で問い合わせるように。
- <学生へのメッセージ>
- 演習では「手を動かすこと」が重要である。
全ての問題に自力でトライすること。 友人と相談するのは良いが,何も考えずに,教えてもらったことを写すだけでは何にもならない。 また数値計算は電卓を上手に活用すること。
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