2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科
電力エネルギー発生(Electrical Power Generations)[5D04]
2単位 荒井 純一 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 水力,火力,原子力発電および新しい発電の発電原理・装置・運転など全体システムについて理解し,電力エネルギーの発生に関する基礎および実用面での知識を身につけることを目標とする.
- <受講にあたっての前提条件>
- エネルギー・環境倫理を習得していること・.
- <具体的な到達目標>
- 各発電方式の基礎を習得する.火力発電ではCO2発生量が計算できること.
- <授業計画及び準備学習>
- 1.電力エネルギー発生の概要 発電に利用されるエネルギーと発電技術の発達
準備:第1編を予習しておくこと 2.水力発電(1) 発電方式,水力学,水車の比速度 準備:第2編1章を予習しておくこと 3.水力発電(2) 取水,放水設備および水車の種類 準備:第2編2,3章を予習しておくこと 4.水力発電(3) 水力発電機と電気設備 準備:第2編4,5章を予習しておくこと 5.水力発電(4) 揚水発電システム 準備:第2編6,7章を予習しておくこと 6.火力発電(1) 火力発電所の仕組みと熱力学 準備:第3編1章を予習しておくこと.熱力学は特に熟読してくること. 7.火力発電(2) ボイラーおよび付属設備 準備:第3編2章を予習しておくこと 8.火力発電(3) タービン発電機と電気設備 準備:第3編3,4,5章を予習しておくこと 9.火力発電(4) コンバインドサイクル発電 準備:第3編7,8章を予習しておくこと 10.原子力発電(1) 原子力発電の仕組みと核反応 準備:第4編1,2章を予習しておくこと 11.原子力発電(2) 原子力発電所の構成と材料 準備:第4編3,4章を予習しておくこと 12.原子力発電(3) 炉形式と原子燃料サイクル 準備:第4編5,6章を予習しておくこと 13.新しい発電(1) 太陽光発電,風力発電 準備:第5編1,2,3章を予習しておくこと 14.新しい発電(2) 地熱発電,石炭ガス化発電 準備:第5編4,5,6,7章を予習しておくこと 15.学習成果の確認
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で評価する.60点以上の者に単位を認める.ただし3回以上欠席した学生は履修放棄と見なし成績評価を行わない。
- <教科書>
- 電気学会 改訂版「発電・変電」 青カバー ISBN4-88686-223-3
- <参考書>
- 無し
- <オフィスアワー>
- 金曜日の16:30-18:00.事前に連絡をいただきたい.
- <学生へのメッセージ>
- 発電がどのように行われているか理論から実用面まで広範囲に学べて今後の電気エネルギーを検討する際の基盤になる知識を獲得できる.
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