2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科

応用電気工学(Application on Electrical Engineering)[5C08]

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2単位
竹本 正勝 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
電力を動力や熱エネルギーとして応用する分野の基礎的知識を学び、既に学んでいる電磁気、電気回路、電気機器等の知識を応用して、産業界や家庭で使われているものの動作原理についても学ぶ事を目的とし、具体的な問題に対処できる能力を養うことを目標とする。

<受講にあたっての前提条件>
物理学I,II、化学I,II、の単位を取得していることが望ましい。
また、電気機器基礎及び電気機器を受講していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
電気主任技術者試験程度の問題が解答できることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス(電動力応用と電気加熱について)、工程管理
2.運動力学の基礎
3.所要動力
4.電動機の分類、電動機の運転
5.電動機の特性、電動機の始動と制動
6.電動機の速度制御
7.電動機の選定
8.運動伝達・変換機構
9.保守・管理
10.電熱の基礎
11.電気加熱方式の分類、電気加熱の原理
12.温度の測定と調節、電熱用材料
13.電気炉
14.電気溶接
15.誘電加熱とその他の加熱方式、電気冷凍と熱ポンプ
16.学習成果の確認 [試験]

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験の結果による。60点以上を合格とする。
ただし、なるべく毎回宿題を出すので、わずかに60点未満の場合はその提出状態によっては合格とすることがある。

<教科書>
指定教科書なし
プリント教材【電子教材】を配布

<参考書>
佐藤清史著            「照明・電熱」     東京電機大学出版局
坂上三郎著            「電動力応用」     電気書院
増田参一郎、曽小川久和共著 「改訂電気応用(2)」  コロナ社 

<オフィスアワー>
面談を希望する場合は,事前にメール (takemoto@cc.kogakuin.ac.jp)等で時間と場所の予約を取ってほしい。

<学生へのメッセージ>
 応用系の科目であるから試験はA4サイズのメモ(1枚のみ)持ちこみ可とする。「持ちこみ可」は「勉強しなくても単位が取れる」こととは正反対であり、この講義では出席のチェックはしないが、出席し、かつ内容を理解することを求めていることを意味する。
 この分野での基礎的な事柄を理解できれば、必要になったときに自分から勉強ができるだけの実力やセンスが身につくと考えている。


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