2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科

システム制御I(Control System I)[4A07]

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2単位
黄 慶九 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
自動制御の歴史的背景と事例を基に自動制御が抱えている普遍性を講義する。また,制御理論を学ぶ上で必要な数学理論を詳述する。次に,数学的方法を応用して解析方法を講義する。また制御対象の特性の見方を解説する。

<受講にあたっての前提条件>
線形代数学の受講を望ましい。

<具体的な到達目標>
1、制御理論を学ぶ上で必要な数学理論を学ぶこと。
2、ラプラス変換による時間関数と周波数関数の変換手法を把握すること。
3、ブロック線図とボード線図の見方ができること。
4、制御対象の特性の解析法を理解すること。

<授業計画及び準備学習>
1. 自動制御の目的と歴史的背景
2. フーリエ変換(時間領域と周波数領域の関係)
3. ラプラス変換(時間領域と複素領域の関係)
4. インパルス応答と伝達関数(たたこみ積分)
5. システムの表現法と動的システムのアナロジー
6. システムと伝達関数
7. 学習成果の確認-中間テスト
8. 周波数応答とボード線図
9. ブロック線図と等価変換
10. ブロック線図を利用した実例
11. 過渡応答とは
12. 1次、2次遅れ系の過渡特性と定常特性
13. システムの周波数応答
14.ボード線図の見方
15. 学習成果の確認-定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験(50%),中間テスト(30%),レポート(20%)により評価します。

<教科書>
「基礎と実践 制御工学入門」コロナ社 横山、浜根、小野垣

<参考書>
制御基礎理論―古典から現代まで 昭晃堂 中野、美多
MATLABによる制御理論の基礎 東京電機大学 野波、西村

<オフィスアワー>
木曜日 10:40〜12:10 新宿校舎A-2215号室

<学生へのメッセージ>
現代は制御なくして社会が成り立たない。自動制御を支えている理論の背景を講義する。


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