2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科

回路理論演習II(Practice on Circuit Theory II)[2D08]

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1単位
黄 慶九 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
回路理論IIで学んだ理論をより実践的なものとするため、多種多様な問題を解くことにより広く応用力を身につけます。毎回の演習問題については、何も見ずに解答できるように、充分復習してください。

<受講にあたっての前提条件>
回路理論IIを受講していること。

<具体的な到達目標>
1、演習によって、複雑な回路網や回路をブラックボックスとして考えた場合の二端子対回路への応用について知識を深めます。
2、演習によって、電力回路,電気機器等への導入として三相交流回路の設計法を学びます。

<授業計画及び準備学習>
1.回路理論Iの復習
2.交流回路網(1):閉回路方程式、節点方程式、グラフ理論における基本概念
3.交流回路網(2):グラフの行列表示、節点接続行列、カットセット行列、閉路行列とその性質
4.交流回路網(3):回路解析、双対性、相反定理、ノルトンの定理
5.一端子対回路(1):一端子対回路のインピーダンス、リアクタンス一端子対回路の周波数特性
6.一端子対回路(2):RL一端子対回路、RC一端子対回路
7.一端子対回路(3):逆回路、定抵抗回路
8.二端子対回路(1):インピーダンスパラメータ、定義と基礎方程式、直列接続
9.二端子対回路(2):アドミタンスパラメータ、Hパラメータ
10.二端子対回路(3):四端子定数、影像パラメータ、反復パラメータ、フィルタ
11.フーリエ級数の概念(1):ひずみ波交流の平均値・実効値、対称波
12.フーリエ級数の概念(2):種々のひずみ波形の展開、周波数スペクトル
13.対称三相交流(1):対称三相交流電圧、電流及び負荷インピーダンスのY−△変換
14.対称三相交流(2):対称三相交流の結線法、Y結線、△結線
15.学習成果の確認

<成績評価方法及び水準>
定期試験(50%),中間テスト(30%),レポート(20%)により評価します。

<教科書>
毎回、提示した問題について解答します。なお、<参考書>の書籍を参考にすると良いでしょう。

<参考書>
「電気回路論」平山 博・大附 辰夫著(電気学会)
「マグロウヒル大学演習 電気回路」Joseph A. Edminister 著、村崎 憲雄 訳(オーム社)
「電気路基礎入門」 山口 静夫著(コロナ社)
「大学課程 電気回路(1)」 大野 克郎、西 哲生 共編(オーム社)

<オフィスアワー>
火曜日 12:30〜14:00 新宿校舎A2215号室

<学生へのメッセージ>
電気工学の基礎となる科目なので予習・復習を必ず行ってください。回路理論IとIIをしっかり勉強することで,電気系の応用科目がスムーズに理解できます。


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