2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科

東西交流史(History of East - West Relations)[1C07]

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2単位
榎本 淳一 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
東洋と西洋の交渉の歴史を辿ることにより、世界史全体の流れを把握するとともに、世界史上の日本の位置付けを理解する。また、世界的な視点を獲得することによって、多面的に考える力を養う。

<受講にあたっての前提条件>
特にない。

<具体的な到達目標>
1.歴史的な視点で、ものごとを考えることの重要性を理解できる。
2.自分の意見や疑問を、分かりやすく文章にまとめることができる。
3.自分で調べたこと、考えたことを、他人に分かりやすく伝えることができる。
4.文献や講義の内容を適切に要約することができる。

<授業計画及び準備学習>
第1週 [ガイダンス]授業方針・内容について説明。課題レポートの書き方を学ぶ。
      準備学習:シラバスをきちんと読んでおくこと。
第2週 [シルクロードとはなにか]東西交流の交通路の概容と「絹の道」の意味について学ぶ。
      準備学習:博物館等の見学、レポートの作成を行うこと。
第3週 [『西遊記』とシルクロード]『西遊記』を題材に、シルクロードの実態について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第4週 [シルクロードと正倉院]シルクロードを経て日本に伝来した文物とその影響について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第5週 [黄金の島ジパング]日本が西洋に初めて認識された歴史的背景とその影響について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第6週 [コロンブスは何をもたらしたか]アメリカ大陸「発見」の歴史的意義について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第7週 [鉄砲伝来]鉄砲伝来の実像とその時代の東西の文化・技術水準の実態について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第8週 [南蛮文化と南蛮貿易]南蛮貿易・朱印船貿易の実態と歴史的意義について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第9週 [「鎖国」下の東西交流]江戸時代の日本と世界との交流の実態について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第10週 [開国=近代化とコレラ]近代化=世界の一体化による伝染病の歴史的影響について学ぶ。
      準備学習:授業ノートの整理・復習を行うこと。
第12週 [課題レポートのピアレビュー1]課題レポートの相互評価を行い、良いレポートの書き方を考える。
      準備学習:課題レポートを完成させておくこと。
第13週 [課題レポートのピアレビュー2]課題レポートの優秀者にプレゼンテーションを行ってもらう。
      準備学習:前回の授業の復習を行うこと。
第14週 [まとめ]授業の総括と試験対策について説明をする。
      準備学習:授業ノートの整理・復習を行うこと。
第15週 [学習成果の確認(試験)]
      準備学習:全授業内容の総復習を行うこと。

*なお、受講生の状況に合わせるために、適宜授業内容を変更することがあるので、了解されたい。

<成績評価方法及び水準>
授業にきちんと出席することが、まず大前提である。学期末の筆記試験(50点満点)とレポート(50点満点)て総合的に評価し、60点以上の者を合格とする。なお、レポートは、毎回の授業時の小レポートと課題レポートがある。

<教科書>
使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。

<参考書>
『シルクロード』ジャン・ピエール・ドレージュ著(創元社)
『概論 日本歴史』佐々木潤之介他編(吉川弘文館)

<オフィスアワー>
月曜日 14:30〜15:00 新宿校舎27階2724室
または授業の前後の休み時間

<学生へのメッセージ>
良好な授業環境の保持にご協力下さい。


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