2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科
電力システムII(Electircal Power System II)[1A10]
2単位 荒井 純一 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 大規模な電力システムにおける発電量を負荷とバランスさせ,かつ経済性を包含した電力システム全体の制御を理解する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 電力システム1を受講していること.
- <具体的な到達目標>
- 具体的な達成目標は、安定度の理解,周波数制御の理解,経済運用の基本である発電機への負荷配分の理解である。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 電力システムの構成と周波数制御:需給バランスと周波数変動
準備:1章,2章を予習してくること 2 周波数制御:電力系統の周波数制御 準備:2章を予習してくること 3 電圧制御:潮流計算 準備:3章1,2,3を予習してくること 4 電圧制御:電圧制御方式 準備:3章4.5.6を予習してくること 5 安定度と安定化制御:システムの安定性 準備:4章1,2を予習してくること 6 安定度と安定化制御:電力相差角曲線 準備:4章3を予習してくること 7 安定度と安定化制御:過渡安定度 準備:4章4を予習してくること 8 安定度と安定化制御:安定化対策 準備:4章5,6,7を予習してくること 9 保護継電方式: 準備:プリントを配布する.「継電器」の意味を調べてくること 10 系統の保護システム 準備:配布したプリントを予習してくること 11 経済運用:経済運用の必要性 準備:5章1,2を予習してくること 12 経済運用:発電機の経済負荷配分 準備」:5章3,4を予習してくること 13 信頼度:電力システムの信頼度とは 準備:6章」および7章1,2を予習してくること. 14 信頼度:電力システムの信頼度向上策 準備:7章3〜5を予習してくること 15 学習成果の確認
- <成績評価方法及び水準>
- 定期試験を70%、中間レポートを30%で計算して評価する。60点以上の者の単位を認める。
- <教科書>
- 電気学会大学講座 「電力系統工学」 ISBN4-88686-232-2
(長谷川淳、大山力、三谷康範、斉藤浩海、北裕幸)
- <参考書>
- 基本からわかる電力システム講義ノート,荒井他,オーム社,ISBN978-4-274-21489-9
- <オフィスアワー>
- 金曜日16:30−18:00.事前にメール等で連絡を頂きたい.
- <学生へのメッセージ>
- 電力を題材として,エネルギー供給信頼度,最適化手法,経済性までの考え方を身に付けることができる.
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