2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科

電力システムII(Electircal Power System II)[1A10]

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2単位
荒井 純一 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
大規模な電力システムにおける発電量を負荷とバランスさせ,かつ経済性を包含した電力システム全体の制御を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
電力システム1を受講していること.

<具体的な到達目標>
具体的な達成目標は、安定度の理解,周波数制御の理解,経済運用の基本である発電機への負荷配分の理解である。

<授業計画及び準備学習>
1 電力システムの構成と周波数制御:需給バランスと周波数変動
  準備:1章,2章を予習してくること
2 周波数制御:電力系統の周波数制御
  準備:2章を予習してくること
3 電圧制御:潮流計算
  準備:3章1,2,3を予習してくること
4 電圧制御:電圧制御方式
  準備:3章4.5.6を予習してくること
5 安定度と安定化制御:システムの安定性
  準備:4章1,2を予習してくること
6 安定度と安定化制御:電力相差角曲線
  準備:4章3を予習してくること
7 安定度と安定化制御:過渡安定度
  準備:4章4を予習してくること
8 安定度と安定化制御:安定化対策
  準備:4章5,6,7を予習してくること
9  保護継電方式:
   準備:プリントを配布する.「継電器」の意味を調べてくること
10 系統の保護システム
   準備:配布したプリントを予習してくること
11 経済運用:経済運用の必要性
   準備:5章1,2を予習してくること
12 経済運用:発電機の経済負荷配分
   準備」:5章3,4を予習してくること
13 信頼度:電力システムの信頼度とは
   準備:6章」および7章1,2を予習してくること.
14 信頼度:電力システムの信頼度向上策
   準備:7章3〜5を予習してくること
15 学習成果の確認

<成績評価方法及び水準>
定期試験を70%、中間レポートを30%で計算して評価する。60点以上の者の単位を認める。

<教科書>
電気学会大学講座 「電力系統工学」 ISBN4-88686-232-2
(長谷川淳、大山力、三谷康範、斉藤浩海、北裕幸)

<参考書>
基本からわかる電力システム講義ノート,荒井他,オーム社,ISBN978-4-274-21489-9

<オフィスアワー>
金曜日16:30−18:00.事前にメール等で連絡を頂きたい.

<学生へのメッセージ>
電力を題材として,エネルギー供給信頼度,最適化手法,経済性までの考え方を身に付けることができる.


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