2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科
○回路理論演習II(Practice on Circuit Theory II)[5453]
1単位 鷹野 一朗 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 「回路理論II」で学んだ理論をより実践的なものとするため,多種多様な問題を解くことにより広く応用力を身につけます。毎回の演習問題については,何も見ずに解答できるように充分復習してください。
- <受講にあたっての前提条件>
- 「回路理論演習I」を履修していることが必要です。「回路理論演習I」の単位が取得できなかった場合には,もう一度「回路理論演習I」を復習しておきましょう。「回路理論演習I」の単位を取得していなくても,しっかり勉強すれば本科目の単位取得は可能です。
- <具体的な到達目標>
- 本科目をしっかりと学ぶことで,電気主任技術者三種「理論」の試験問題が確実に解答できるようにします。
- <授業計画及び準備学習>
- 準備:「回路理論演習I」の中間試験問題などの復習をしてから授業に臨むこと
授業の進み方は「回路理論II」に準じています。 1.回路理論Iの復習(1) 2.回路理論Iの復習(2) 3.交流回路網(1):閉回路方程式,節点方程式,グラフ理論における基本概念 4.交流回路網(2):グラフの行列表示,節点接続行列,カットセット行列,閉路行列とその性質 5.交流回路網(3):回路解析,双対性,相反定理,ノルトンの定理 6.一端子対回路(1):一端子対回路のインピーダンス,リアクタンス一端子対回路の周波数特性 7.一端子対回路(2):RL一端子対回路,RC一端子対回路 8.一端子対回路(3):逆回路,定抵抗回路 9.二端子対回路(1):インピーダンスパラメータ,定義と基礎方程式,直列接続 10.二端子対回路(2):アドミタンスパラメータ,Hパラメータ 11.二端子対回路(3):四端子定数,影像パラメータ,反復パラメータ,フィルタ 12.フーリエ級数の概念:ひずみ波交流の平均値,偶関数・奇関数,対称波展開 13.対称三相交流(1):対称三相交流電圧,電流及び負荷インピーダンスのY−△変換 14.対称三相交流(2):対称三相交流の結線法,Y結線,△結線 15.学習成果の確認
- <成績評価方法及び水準>
- 期末テスト(50%),中間テスト(30%),毎回提出する答案(20%)により評価します。授業では,毎回2〜3問の問題を提示しますので,受講者は演習問題答案用紙に解答し教員またはTAのチェックを受け合格印を押してもらいます。この答案用紙は,指示した日時にまとめて提出します。それを「毎回提出する答案」として評価します。
- <教科書>
- 「指定教科書なし」
毎回提示する2〜3問の問題について解答します。
- <参考書>
- 以下に例を示しますが,自分で分かりやすいと思う本を見つけてください。
「マグロウヒル大学演習 電気回路」Joseph A. Edminister 著,村崎 憲雄 訳(オーム社) 「基本からわかる電気回路講義ノート」西方正司監修(オーム社) 「大学課程 電気回路(1)」 大野 克郎、西 哲生 共編(オーム社)
- <オフィスアワー>
- <前期> 八王子校舎「火,水,金,土」 新宿校舎「月,木」
<後期> 八王子校舎「火,水,金,土」 新宿校舎「月,木」 (会議,出張等により変更になる場合がありますので,メールで確認してください)
- <学生へのメッセージ>
- 理論で学んだ内容について,多くの演習問題を自分で解くことにより確実なものとしてください。授業では,気軽に教員およびTAに質問してください。また,友人同士で疑問点について考えたり教えあったりすることも良い勉強になります。演習問題は必ず自宅で復習し,何も見ずに解けるように心がけてください。
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