2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科

比較文化史(Comparative History of Culture)[4362]

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2単位
榎本 淳一 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
外国の文化・社会との比較によって日本文化とその背景となる社会の特質について学ぶとともに、過去と現在との対比によりその歴史的な性格についても理解する。多様な世界的・歴史的文化の学習を通じて、多面的な思考力の涵養を目指す。

<受講にあたっての前提条件>
特にない。

<具体的な到達目標>
1.歴史的な視点で、ものごとを考えることの重要性を理解できる。
2.自分の意見や疑問を、分かりやすく文章にまとめることができる。
3.自分で調べたこと、考えたことを、他人に分かりやすく伝えることができる。
4.文献や講義の内容を適切に要約することができる。

<授業計画及び準備学習>
第1週 [ガイダンス]授業方針・内容について説明。課題レポートの書き方を学ぶ。
      準備学習:シラバスをきちんと読んでおくこと。
第2週 [東西の自然観]東洋と西洋の自然に対する考え方の違いとその歴史的背景を学ぶ。
      準備学習:博物館等の見学、及びレポートの作成を行うこと。
第3週 [飲食文化]飲食文化の違いを生んだ文化の背景について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第4週 [厠とトイレ]排泄物の処理をめぐる東洋と西洋の文化の違いとその背景について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第5週 [東西の犯罪観と刑罰観]東洋と西洋の犯罪や刑罰に対する考え方の違いについて学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第6週 [恋愛と生殖]恋愛と生殖は歴史的にどう捉えられてきたかについて学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第7週 [葬送と墓]歴史の中の死者の扱い方の多様性から現在の日本社会のあり方を学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第8週 [治安の良い国、悪い国]日本の治安の良さを他国との比較から歴史的に考察する。
      準備学習:上記に同じ。
第9週 [日本と西欧の「子ども」]日本と西欧における「子ども」の歴史の違いについて学ぶ。
      準備学習:授業ノートの整理・復習を行う。
第10週 [比較文明史]異なる文明の共通点と相違点の意味について学ぶ。
      準備学習:上記に同じ。
第11週 [日本文化とは何か]日本の固有文化とは何かについて通説の再検討を行う。
      準備学習:上記に同じ。
第12週 [課題レポートのピアレビュー1]課題レポートの相互評価を行い、良いレポートの書き方を考える。
      準備学習:課題レポートを完成させておくこと。
第13週 [課題レポートのピアレビュー2]課題レポートの優秀者にプレゼンテーションを行ってもらう。
      準備学習:前回の授業の復習を行う。
第14週 [まとめ]授業の総括と試験対策について説明をする。
      準備学習:授業ノートの総点検を行っておくこと。
第15週 [学習成果の確認(試験)]
      準備学習:全授業内容の総復習を行う。

*なお、受講生の状況に合わせるために、適宜授業内容を変更することがあるので、了解されたい。

<成績評価方法及び水準>
授業にきちんと出席することが、まず大前提である。学期末の筆記試験(50点満点)とレポート(50点満点)て総合的に評価し、60点以上の者を合格とする。なお、レポートは、毎回の授業時の小レポートと課題レポートがある。

<教科書>
使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。

<参考書>
『日本人と日本文化』司馬遼太郎・ドナルド=キーン著(中公新書)
『概論 日本歴史』佐々木潤之介他編(吉川弘文館)

<オフィスアワー>
水曜日 12:40〜13:20 八王子校舎1−E311室
または、授業の前後の休み時間

<学生へのメッセージ>
良好な授業環境の保持にご協力下さい。


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