2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科

電気磁気学II(Electromagnetism II)[3365]

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2単位
市川 紀充 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
 電気磁気学は、電気システム工学を志す人の基礎となる重要な学問の一つです。この知識があいまいではこれから学ぶ専門科目を十分に理解することは不可能です。基礎知識を把握し、応用力が身につくことを目標としております。

<受講にあたっての前提条件>
 教科書および参考書を予習しておくことが必要です。

<具体的な到達目標>
 電験三種や電験二種、建築設備士の電気磁気学2に関する内容を理解できるようになることを目標として下さい。

<授業計画及び準備学習>
1. 電流による磁界,磁気現象,アンペールの法則等の復習
2. ビオ・サバールの法則,ビオ・サバールの法則とクーロンの法則の比較
3.ビオ・サバールの法則の応用方法
4. ローレンツ力,ローレンツ力の応用,直線電流が磁界から受ける力のローレンツ力による説明,電磁力の応用例
5. 電磁誘導の発見,磁界内を運動する導体の誘動起電力,ファラデーの電磁誘導の法則,レンツの法   則,誘導起電力,誘導電流
6. ローレンツ力と電磁誘導・電磁力・ホール効果,交流発電機
7. 相互誘導,自己誘導,自己インダクタンス,相互インダクタンス,変圧器
8. 磁気エネルギー,インダクタンスと抵抗を含む回路の過渡現象
9. 磁気吸引力,表皮効果,うず電流
10. 磁性体
11. 磁気回路
12. 電界・磁界の性質のまとめ,ファラデーの電磁誘導の法則への誘導電界の導入,変位電流,アンペー ル・マクスウェルの法則
13. マクスウェルの方程式,ラプラス,ポアソンの方程式,数値計算による電界・磁界計算法
14. 電磁波,電磁波のエネルギー,ポインティング・ベクトル
15. 定期試験

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験で最終成績を評価,60点以上の者に単位を認めます.

<教科書>
「基礎電磁気学」山口昌一郎(電気学会)

<参考書>
「基本からわかる電磁気学講義ノート」松瀬 貢規 監修(市川 紀充・岩崎 久雄・澤野 憲太郎・野村 新一 共著 )(オーム社)

<オフィスアワー>
水曜日17:00〜18:00


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