2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科

電気システム実験I(Experiments in Electrical Engineering I)[2360]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
山普@貞郎 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
坂本 哲夫 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
根岸 正文 非常勤講師  
恒次 秀起 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
 回路理論,電気磁気学,IT計測基礎など講義で学んだ現象や理論について,実験を通じて理解する.

<受講にあたっての前提条件>
「回路理論I」および「電気磁気学I」を履修したことがあること.
「回路理論II」および「電気磁気学II」を履修中,もしくは,履修したことがあること.

<具体的な到達目標>
(1)配線の仕方を理解する.
(2)機器・計測器の使い方を理解する.
(3)測定方法を体得する.
(4)まとめと報告書の書き方を習得する.

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンスおよび基礎学力テスト:安全や実験のルールに関する指導.ガイダンス終了後に,電気磁気学演習Iおよび電気回路理論演習Iで学んだ範囲について,基礎学力テストを実施.
2.テスターの製作.
3.テスターの動作試験:動作の確認と不具合の修理.
4.抵抗測定:DC抵抗の測定法を体験.
5.L,Cの製作:製作と値の測定.
6.アナログオシロスコープの使い方:使い方を学び,交流波形を観測する.
7.交流回路:交流回路の電圧・電流・位相・ベクトルなどの理解を深める.
8.レポートの書き方:各自作成したレポートにつき議論する.
9.交流ブリッジ:動作原理と使用法を理解する.
10.共振回路:直列回路と並列回路で周波数に対する応答を調べる.
11.電気・磁気エネルギー:静電エネルギーと電磁エネルギーを学ぶ.
12.回転機の原理:モデルにより回転機の電磁力・回転磁界・誘導現象などを理解する.
13.磁気特性:B−Hカーブを測定し,特性を理解するとともに,PCを用いた自動計測を体験する.
14.再実験:不充分な項目につき再実験する.
15.学習成果確認(レポート課題作成).

◆準備学習: ガイダンスで指定されたテーマについては,予習レポート(前レポ)を作成し,実験開始前に提出する.

<成績評価方法及び水準>
実験レポートの結果と出席状況から総合的に評価する.60点以上の者の単位を認める.

<教科書>
工学院大学工学部電気システム工学科実験指導書「電気システム実験I」を配布する.

<参考書>
「基礎電気・電子計測」大森俊一,根岸照雄,中根 央 共著(朝倉書店)

<オフィスアワー>
火曜16:20〜17:00(実験終了後)
5号館301室.それ以外でもメールで約束の上,対応可.
E-mail: yamazaki@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
全実験をおこない,全レポートの提出が必須である.実験の開始時間に遅れないよう充分注意が必要.


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved.