2014年度工学院大学 第1部電気システム工学科
○電気システム実験II(Experiments in Electrical Engineering II)[2159]
2単位 福岡 豊 教授 [ 教員業績 JP EN ] 山普@貞郎 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 根岸 正文 非常勤講師 恒次 秀起 非常勤講師 向井 正和 准教授
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 受講生は、電気システムの分野で必須とされる基礎事項、すなわち、電気回路理論、電気磁気学、計測工学、電子デバイスなどについて、現象や理論を実験を通して理解する。また、配線の仕方、機器・計測器の使い方、測定法を体得し、報告書の書き方についても修得する。
- <受講にあたっての前提条件>
- 電気システム実験Iと同様な方法によって行うので、前レポート・本レポートの提出、レポートの書き方などの基本的な事項を身につけておくこと。
- <具体的な到達目標>
- 【知識に関する到達目標】
電気システム分野で必須とされる基礎事項について実験を通じて理解する。また、機器の使用法やを電気回路の配線法などを習得する。 【スキルに関する到達目標】 班員と協力・役割分担し、実験を実施するスキルを身につける。そのためには、前レポートの作成を通じた予習や遅刻をしないことが大切である。また、報告書の書き方や期限通りに提出する習慣を身につける。
- <授業計画及び準備学習>
- 実験開始までに、当日に行う実験の目的、基礎理論、方法をまとめた前レポートを提出する。前レポートは、事前に実験内容を理解し、円滑に実験を行うために必須である。前レポートが未提出、あるいは、不十分である場合は、実験を行わせない。実験終了後、前レポートに実験結果、考察、結論等を加え、本レポートを完成させる。本レポートは、実験の翌週に提出する。担当教員が本レポートを確認し、改善点がある場合には、改善点を指示するので、改善点があるかどうかの確認は必ず行うこと。改善を要求された場合には、その次の週までに修正して再提出する。
第1週 ガイダンス: 今後の実験テーマの概説と、レポートの書き方について再確認する。 第2週 過渡現象(以下の実験テーマは班編成によって順次入れ替わる。) 第3週 フィルタ回路 第4週 整流器と定電圧ダイオード 第5週 歪波交流 第6週 レポート議論日:実験結果の内容やレポートの表やグラフの書き方について議論する。 第7週 三相回路 第8週 分布定数回路 第9週 トランジスタ 第10週 サイリスタ 第11週 ディジタル回路 第12週 コンピュータ計測 第13週 再実験日:実験結果の程度による必要性、または自発的申し出により再実験を行う。 第14、15週 予備日
- <成績評価方法及び水準>
- 各週の実験テーマを全て行い、レポートを全て提出し、受理されていることが単位取得の前提となる。(ただし、これをもって自動的に単位を与えるものではない。)レポートを5段階評価し、全ての合計を100点満点で換算し、60点以上を合格とする。改善を求められたのに、修正せずに再提出したレポートは大幅減点となるので注意すること。
- <教科書>
- ガイダンスのときに、実験指導書を配布する。
- <参考書>
- 実験テーマの多くは、講義で既に学んだ項目、あるいは、同時期に学ぶ項目である。それらについては、その講義で使用する教科書等が、実験の参考書になる。
- <オフィスアワー>
- 毎週火曜日の実験の前後。事前に連絡のうえであれば、これ以外の曜日・時間帯にも対応する。
- <学生へのメッセージ>
- 実験は技術者・開発者にとって最も重要なものの一つである。毎週、きちんと予習し、実験の最中も集中して行うことにより最大の効果が得られる。
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