2014年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

特許法(Patent Law)[1E81]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
福田 伸一 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
社会生活と知的財産との関係、ものづくりの重要性を理解し、更に、知的財産を重んじるマインドを有する人材を目指す。

<受講にあたっての前提条件>
発明・工夫等、知的創造に興味を有すること。
卒業後、特に技術者として企業で活動しようとする意欲を有すること。

<具体的な到達目標>
特許制度、その他の知的財産に関わる各種制度(権利)の存在意義、概要を理解すること。
各々の知的財産の特色を理解すること。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス(社会生活と知的財産との関係について)
準備学習 身の回りにある製品等と知的財産との関係を検討しておくこと
2.知的財産の種類と概要
準備学習 様々な知的財産について、その種類と概要を教科書によって理解しておくこと
3.産業財産権の1(特許/実用新案)
準備学習 主に特許制度について、その概要を教科書によって理解しておくこと
4.産業財産権の2(意匠)
準備学習 その概要を教科書によって理解しておくこと
5.産業財産権の3(商標)
準備学習 その概要を教科書によって理解しておくこと
6.著作権法
準備学習 その概要を教科書によって理解しておくこと
7.学習効果の確認(小試験)及び特許法の1(主に発明について)
準備学習 特許法に規定される「発明」の概要を教科書によって理解しておくこと
8.特許法の2(主に特許出願審査と特許要件について)
準備学習 特許出願から最終処分に至る経緯、特許を受けるための要件を教科書によって理解しておくこと
9.特許法の3(主に特許権の効力/実施権/活用について)
準備学習 特許権の効力の概要等を教科書によって理解しておくこと
10.特許法の4(主に特許訴訟について)
準備学習 主に特許権侵害訴訟の概要を教科書によって理解しておくこと
12.学習効果の確認の2(小試験)及び国家戦略と知的財産権
準備学習 知的財産基本法の概要を、教科書で理解しておくこと
13.知的財産の国際性
準備学習 知的財産に関係する条約類の概要を教科書によって理解しておくこと
14.まとめ(技術者と知的財産の関わりについて)
準備学習 企業に勤務する技術者と知的財産との関わりについて、教科書で理解しておくこと
15.学習効果の確認の3(最終試験)

<成績評価方法及び水準>
全3回の試験合計点を100点とし、60点以上を合格とする。

<教科書>
産業財産権標準テキスト 総合編 独立行政法人工業所有権情報・研修館発行
産業財産権標準テキスト 特許編 独立行政法人工業所有権情報・研修館発行

<参考書>
知的財産権法文集 発明推進協会編

<オフィスアワー>
授業後(17時50分から18時30分)、教室内で質問を受け付けます。

<学生へのメッセージ>
どちらかといえば資源に乏しい我国が、欧米に匹敵する大国に成長するに至ったのは、多くの技術者による弛まぬ技術開発にあったということができます。そして、その技術開発の背景には、目に見えない財産として知的財産権の存在が大きな役割を担っています。この講義においては、我国が更に成長するエンジンとしての知的財産についての理解を深め、学生の皆様が社会に出た後、技術者として活躍できる知識を得て頂くことを目的としております。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved.