2014年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

環境分析実験(Environmental Analytical Laboratory)[5258]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
石川  徹 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
内田 雅樹 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
赤松 憲樹 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
今日の環境問題は、大気、水、土壌に大きく分けて考えることができます。実際にはそれらが複雑に絡み合ってとても厄介です。環境改善のためには、現状がどのようになっているかを正確に把握する必要があります。環境分析実験では、定量分析を中心とした滴定法と機器による簡易測定により、定量的(具体的な数値として)に環境を捉える手法を取得してください。なお、土壌については機器分析実験で行います。

<受講にあたっての前提条件>
環境分析実験では水環境、大気環境に関する分析実験を行うので、分析手法について予習をしておくこと。

<具体的な到達目標>
正確な定量分析ができること。
検知管の原理が理解できること。

<授業計画及び準備学習>
実験A. キレート滴定法による水の硬度(全硬度、カルシウム硬度、マグネシウム硬度)測定
・定量分析:(キレート滴定):EDTA2Na標準液による定量
・簡易測定:パックテストによる全硬度の測定
実験B. 過マンガン酸カリウム消費量による環境水中のCOD(化学的酸素要求量)の定量
・定量分析(酸化還元滴定):過マンガン酸カリウム消費量による環境水中の有機物の定量
・簡易分析:簡易式CODメータによる環境水中の有機物の測定
実験C. 八王子校舎周辺の大気中におけるCO2,NOx,SOx濃度の測定
・ガス検知管を用いたフィールド測定
準備学習:事前に配布された実験指導書等を熟読し、また、実験ガイダンスの内容を復習し、実験内容を十分に理解した上で、測定にのぞむこと。

<成績評価方法及び水準>
各実験に全て出席し、教員との討論を基にレポートを作成し提出する。試験結果を加味し、総合的に評価し、60点以上で単位を認定する。

<教科書>
2014年度版 工学院大学工学部環境エネルギー化学科「環境分析実験テキスト」
最初のガイダンス時に配布します。

<参考書>
指定参考書無し。

<オフィスアワー>
メール(教員プロフィール参照)にて各先生方に連絡を取ってください。
石川  徹(居室 八王子校舎 5-B101,102)
内田 雅樹(居室 新宿校舎 A-1937)
赤松 憲樹(居室 八王子校舎 7-106)

<学生へのメッセージ>
実験は自分で操作し、結果を出すことが大切な授業です。それには実験前に予習を十分にしておくことが必要です。失敗することを恐れず、積極的に取り組んでください。


このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved.