2014年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

数値計算法及び演習(Numerical Programming)[3452]

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2単位
赤松 憲樹 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
高羽 洋充 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
科学実験を行うと,何らかのデータが得られる.これらの生データは,目的に合わせて適切に整理・処理(=計算,グラフ化など)されなくてはならない.この授業では,とくに化学系の実験・研究を進めるにあたり,非常に重要なスキルの1つである「目的に応じたデータ整理・処理」が,Excelを用いて自在にできるようにする.また,従来近似解で求めていた様々な複雑な方程式の解を,Excelにあるゴールシークやソルバー機能を用いて自在に求めることができるようにする.

<受講にあたっての前提条件>
情報処理演習I,情報処理演習IIを既習であること

<具体的な到達目標>
化学系の実験・研究を進めることを想定し,必要となる以下のスキルを身につけることを到達目標とする.
1.与えられたデータを,Excelを用いて,目的に応じて整理・処理できる
2.様々なグラフ(2軸グラフ,対数グラフを含む)を作成できる
3.ゴールシークやソルバー機能を用いて,様々な方程式・連立方程式の解を求めることができる

<授業計画及び準備学習>
第1回 ガイダンス,EXCELの予備知識の復習
準備:情報処理演習I,情報処理演習IIのExcel部分のテキストを読んでおくこと.
第2回 四則演算,シートの挿入・削除・名前
準備:第1回の実習内容を復習しておくこと.
第3回 セル操作の基本(参照・関数(SUM, AVERAGE)・オートフィル)
準備:第2回の実習内容を復習しておくこと.
第4回 演習:第2回,第3回の内容
準備:第2回,第3回の実習内容をよく復習しておくこと.
第5回 オートフィルによる数列入力,csvファイルのデータ処理・平均・標準偏差
準備:第4回の演習内容を復習しておくこと.
第6回 演習:第5回の内容
準備:第5回の実習内容を復習しておくこと.
第7回 グラフの書き方1(基本)
準備:第6回の演習内容を復習しておくこと.
第8回 演習:第7回の内容
準備:第7回の実習内容を復習しておくこと.
第9回 グラフの書き方2(複数系列,2軸グラフ,対数グラフ,近似曲線の書き方)
準備:第8回の演習内容を復習しておくこと.
第10回 演習:第9回の内容
準備:第9回の実習内容を復習しておくこと.
第11回 EXCELを用いた科学現象の取り扱い・処理
準備:第10回の実習内容を復習しておくこと.
第12回 演習:第11回の内容
準備:第11回の実習内容を復習しておくこと.
第13回,第14回 演習:前半のまとめ
準備:第1回〜12回の実習・演習内容を復習しておくこと.
第15回 ゴールシークによる簡単な方程式の解法
準備:第14回の演習内容を復習しておくこと.
第16回 演習:第15回の内容
準備:第15回の実習内容を復習しておくこと.
第17回 ゴールシークによるより複雑な方程式の解法 
準備:第16回の演習内容を復習しておくこと.
第18回 演習:第17回の内容
準備:第17回の実習内容を復習しておくこと.
第19回 ソルバー機能を用いた簡単な方程式の解法
準備:第18回の演習内容を復習しておくこと.
第20回 演習:第19回の内容
準備:第19回の実習内容を復習しておくこと.
第21回 ソルバー機能を用いた簡単な行列式の解法
準備:第20回の演習内容を復習しておくこと.
第22回 演習:第21回の内容
準備:第21回の実習内容を復習しておくこと.
第23回 ソルバー機能を用いた複数の方程式の解法
準備:第22回の演習内容を復習しておくこと.
第24回 演習:第23回の演習
準備:第23回の実習内容を復習しておくこと.
第25回 ソルバー機能を用いた簡単な物質収支の解法
準備:第24回の演習内容を復習しておくこと.
第26回 演習:第25回の演習
準備:第25回の実習内容を復習しておくこと.
第27回 ソルバー機能を用いた複雑な物質収支の解法
準備:第26回の演習内容を復習しておくこと.
第28回 演習:第27回の演習
準備:第27回の実習内容を復習しておくこと.
第29回,第30回 総合演習
準備:第1回〜第28回の実習・演習内容を復習しておくこと.

<成績評価方法及び水準>
毎週演習課題を課す.この結果を集計し,60点以上を合格とする.
定期試験は行わない.

<教科書>
毎回プリントを配布する.
教科書は指定しない.

<参考書>
指定参考書なし.

<オフィスアワー>
授業後に質問を受けます.あるいはメールでアポイントメントを取っていただければ適宜対応します.
赤松:居室は7-104で,E-mailアドレスはakamatsu@cc.kogakuin.ac.jp
高羽:居室は12-210で,E-mailアドレスはtakaba@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
毎週の授業と演習をきちんとこなせば,データ整理・処理が素早くできるようになり,解析的に解けない方程式を数値的に処理できるようになります.一緒に頑張りましょう.


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