2014年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科
有機化学II(Organic Chemistry II)[2156]
2単位 山口 和男 講師 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 数ある有機化合物の化学構造・性質・反応の相関関係が基本的に官能基に由来することを学習する。具体的には、ハロゲン化アルキル、アルコール、フェノール、エーテル、アルデヒド・ケトン、カルボン酸、アミン、合成高分子のうち、基本となる化合物の構造式描写および命名ができるとともに、学んだ基礎が有機化学の関係する諸分野(現象理解、化成品製造など)に適用できることである。
- <受講にあたっての前提条件>
- 有機化学Iを既に習得していることが前提である。
- <具体的な到達目標>
- ●構造が比較的簡単な化合物の名称と化学構造式が書ける。
●官能基を見て性質、反応性が推定できる。 ●有機反応機構を理解できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.立体化学
準備 テキストの立体化学に関わる基礎事項(専門用語と化学構造式)について熟読し、例題を理解しておく。 2.ハロゲン化アルキル(1) 準備 化学構造式と名称、基本的性質、求核置換反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。 3.ハロゲン化アルキル(2) 準備 脱離反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。 4.アルコール・フェノール・エーテル(1) 準備 化学構造式と名称、基本的性質についての記述を熟読し、例題を理解しておく。 5.アルコール・フェノール・エーテル(2) 準備 アーコール、フェノール、エーテルの反応性についての記述を熟読し、例題を理解しておく。 6.アルデヒドとケトン(1) 準備 アルデヒドとケトンの違いについての記述を熟読し、例題を理解しておく。 7.アルデヒドとケトン(2) 求核付加反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。 8.カルボン酸とその誘導体(1) 準備 カルボン酸とその誘導体について化学構造式と名称、基本的性質についての記述を熟読し、例題を理解しておく。 9.カルボン酸とその誘導体(2) 準備 求核亜知る置換反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。 10.カルボニル化合物(1) 準備 α置換反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。 11.カルボニル化合物(2) 準備 カルボニル縮合反応についての記述を熟読し、例題を理解しておく。 12.高分子化合物(1) 準備 配布資料に目を通し、専門用語、必要事項を調べておく。 13.高分子化合物(2) 準備 配布資料に目を通し、専門用語、必要事項を調べておく。 14.高分子化合物(3) 準備 配布資料に目を通し、専門用語、必要事項を調べておく。 15.学習成果の確認(定期賦験)
- <成績評価方法及び水準>
- 講義時の小テスト、課題レポート、定期試験で評価し、総合点60点以上を合格とする。ただし、欠席回数が多い場合は成績を評価しない(未履修扱い)。
- <教科書>
- 第6版 マクマリー 有機化学概説(東京化学同人)
- <参考書>
- 第5版 ブルース 有機化学 上・下(化学同人)
- <オフィスアワー>
- 基本的に講義前後の時間帯に教室にて対応します。
(上記以外に、5号館2階 5-201号室を訪問してもらっても結構です。) 不在の時もありますので、E-mailで事前にアポイントメントを取ってもらえると助かります。
- <学生へのメッセージ>
- この科目に限らず、何事に対しても「理解しよう!、やってみよう!」と自分に働きかけて行動することが大事で、それに応じて結果がついてきます。「何もしない」が最もよくないことです。
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