2014年度工学院大学 第1部環境エネルギー化学科

物理化学演習I(Practice of Physical Chemistry I)[5508]

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1単位
酒井 裕司 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
高羽 洋充 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
本講は「物理化学I」の授業内容について、演習によってより理解を深めることを目的とする。
したがって、演習内容は「物理化学I」の授業計画に示した内容に沿って実施する。概ね計算演習が中心となるので、指定された教科書、授業用ノート、関数電卓を用意して下さい。

<受講にあたっての前提条件>
●「化学基礎実験(前期)」の演習を良く復習し理解していること。
●「環境エネルギー化学基礎演習」、「化学数学演習」の内容を良く復習し理解していること。
●初等関数の簡単な微分、積分計算ができること。

<具体的な到達目標>
●物理量、単位を理解し、自身で計算できる。
●完全気体、実在気体の性質の違いを理解した上で、自身で計算ができる。
●熱力学第1法則の内容を理解し、気体を例とした応用例を理解する。
●熱力学第2法則の内容を理解し、さまざまな過程のエントロピー計算をできる。
●ヘルムホルツエネルギー、ギブスエネルギーの内容を理解し、自身で計算ができる。

<授業計画及び準備学習>
以下の内容についての演習問題を行う。

第1週 物理量と単位、気体の性質:復習、導入
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第2週 気体の性質
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第3週 気体の性質、気体の分子運動論
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第4週 実在気体
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第5週 熱力学第1法則の基本的な概念
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第6週 膨張の仕事、熱のやり取り
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第7週 エンタルピー
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第8週 第1週から第7週までの講義内容
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第9週 熱力学第2法則
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第10週 エントロピー、カルノーサイクル
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第11週 様々な過程のエントロピー変化
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第12週 ヘルムホルツエネルギーとギブスエネルギー
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第13週 熱力学第1法則と第2法則の結合
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第14週 ギブズエネルギーの温度、圧力依存性
 準備学習:物理化学Iで学習した内容を復習する。
第15週 学習成果の確認(期末試験)
 準備学習:第1週目から第14週目までで学習した内容を総復習する。

<成績評価方法及び水準>
成績評価は出席点、小テスト、期末試験の結果で評価する。成績はS(100〜90点)、A(89〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)、F(59〜0点)で評価し、S,A,B,Cを合格とする。

<教科書>
「アトキンス 物理化学(上)第8版」 東京化学同人 P.W.Atkins著 千原秀昭、中村亘男訳

<参考書>
指定参考書は無いですが、基礎的な内容が記載されている物理化学の書籍を参考にしてください。

<オフィスアワー>
質問などは、e-mail(酒井:sakai@cc.kogakuin.ac.jp、高羽:takaba@cc.kogakuin.ac.jp)で約束の上であれば、いつでも可。
@八王子キャンパス5号館205(酒井)、八王子キャンパス12号館210(高羽)

<学生へのメッセージ>
演習を行うことにより理解が深まります。物理化学Iの授業と併せて本講の演習を行い、授業内容の理解に役立ててください。


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