2014年度工学院大学 第1部応用化学科
○応用化学実験D(Applied Chemistry Laboratory D)[0331]
1単位 小野 幸子 教授 [ 教員業績 JP EN ] 飯田 肇 講師 [ 教員業績 JP EN ] 奥村 和 教授 [ 教員業績 JP EN ] 阿相 英孝 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 小山 文隆 教授 [ 教員業績 JP EN ] 石黒 慎一 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ◎ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 電気化学処理による金属表面の改質
電気分解の手法を用いた材料の表面処理・改質や機能性付与について学ぶ。アルミニウムのアノード酸化を例に取り、表面・界面の反応を電気化学的に評価し、機器分析を用いた構造評価を行う。〔関連講義:電気化学、機器分析、機能性先端材料,〕
- <受講にあたっての前提条件>
- 2年生までの必修科目の履修を前提とする。
- <具体的な到達目標>
- 材料の表面処理や機能性素材の作製手法を理解し身に着ける。
材料表面特性の電気化学的な評価やXRDによる構造解析法を学ぶ。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.アルミニウムを酸性電解液中でアノード酸化する際の定電圧電解,定電流電解の違いを学ぶ。デジタルマルチメーターとPCによるデータ解析手法を習得する。
2. 同じ化学組成で結晶構造の異なる酸化物に関し、熱重量測定、示差熱分析、粉末X線回折法を行ない、その過程で測定原理,同定方法を学ぶ。 3. アルミニウムを中性電解液中でアノード酸化し、誘電体(バリヤー型皮膜)を作製する。誘電体厚さ、静電容量を測定し、電解コンデンサの構成原理を学ぶ。
- <成績評価方法及び水準>
- 出席は全出席でレポートも全て提出を原則とする。評価は、出席、実験態度、レポートで評価する。出席状況が悪い者、レポート未提出の者は単位を認定しない。
- <教科書>
- 「応用化学実験」工学院大学工学部応用化学科編
キューポートから電子教材として各自ダウンロードする。
- <参考書>
- 参考資料をキューポートから電子教材として各自ダウンロードする。
- <オフィスアワー>
- 原則、授業の前後。
- <学生へのメッセージ>
- 実験にあたっては、テキストに書いてある通り機械的に実験してレポートを書くというのではなく、記述されている実験の内容について、自分で必要な試料・器具・手順を考えて、問題点がないかどうかを確認したのち、実験ノートに記入し、当日の実験に備えることが必要である。また実験における諸注意を守り、事故を起こさぬように注意しなければならない。危険性のある試薬等を扱う場合は安全メガネ(またはメガネ)をかけることが必要である。
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