2014年度工学院大学 第1部応用化学科
○物理学II(Physics II)[3162]
2単位 加藤 潔 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 物理学Iおよび物理学IIでは、物理学の基礎となる力学・電磁気学・熱力学について学ぶ。また、これらの学習を通じて、現実に起こる自然現象をどのようにモデル化し、数学的な方法を用いて記述していくかということを系統的に学び、後の工学系の専門科目を学習する際の基礎を築く。
- <受講にあたっての前提条件>
- 物理学Iの受講を前提とする。
- <具体的な到達目標>
- 物理学IIでは、特に熱力学・電磁気学を中心とした内容を学習し、以下のような事項の達成を目標とする。
1.熱力学の考え方と基本法則を理解し、説明できるようになる 2.気体の状態変化について理解し、PV図の扱いや熱機関の効率の計算ができるようになる 3.電磁気学の学習を通じて場の概念を理解し、説明できるようになる 4.静電場および静磁場の性質を理解し、電場と電荷の関係・磁場と電流の関係を計算できるようになる 5.時間変化する電磁場の性質を理解し、説明できるようになる
- <授業計画及び準備学習>
- 第一回の講義に関しては、準備学習は必要ない。授業の進捗状況などを踏まえながら、その都度必要な準備学習を指定する。
授業計画は、以下の通り。 第1回:熱力学で扱う系とは・温度と圧力 第2回:理想気体の状態方程式・気体の状態の表現・PV図 第3回:熱力学第一法則 第4回:状態量と準静的過程・定積変化・定圧変化・等温変化・断熱変化 第5回:熱サイクル・熱力学第二法則 第6回:不可逆過程・エントロピー 不可逆過程の例とエントロピーの定義 第7回:不可逆過程とエントロピー エントロピー増大則 第8回:クーロンの法則・電場 第9回:ガウスの法則・電位 第10回:磁場のガウスの法則・アンペールの法則 第11回:ビオ・サバールの法則・ソレノイドコイル 第12回:電磁誘導・磁場のエネルギー 第13回:変位電流・マクスウェルの方程式 第14回:電磁波 第15回:学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 成績評価=A+R×Bとし,その値が60点以上の者に単位を認める。
A=期末試験の評価点(100点満点),B=予習課題,復習課題,レポート課題による評価点(25点満点)。Aが35未満はR=1,Aが35以上はR=[(100−A)/65]2。
- <教科書>
- 「理工系物理学講義(改訂版)」加藤潔(培風館)
- <参考書>
- 特に指定しません。数冊の本を見比べることでより理解が深まりますので、各自学習支援センター、図書館、書店などで探してみてください。
- <オフィスアワー>
- 教職員プロフィール参照,1W-331室。電子メールを活用し,予約すれば,指定時間以外でも対応する。
- <学生へのメッセージ>
- 担当者ホームページ(http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft82039/)に講義に関する詳細な指示,試験などに関する連絡、講義資料や昨年度の試験問題などを提示しているので各自確認しておくこと。オフィスアワー以外の担当者への質疑や面談の予約は電子メールで行なうこと。
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