2014年度工学院大学 第1部応用化学科

線形代数学I(Linear Algebra I)[2561]

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2単位
堂前 和宏 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
行列とその階数について理解し、基本変形を利用して逆行列を求める方法および連立一次方程式を解く方法を習得します。また、多重線型性や展開を活用して行列式を計算できるようにします。

<受講にあたっての前提条件>
高校でベクトルについて一通り学習していることを前提とします。

<具体的な到達目標>
(1) 行列の和、差、積を計算することができる。
(2) 基本変形および余因子行列を利用して逆行列を求めることができる。
(3) 基本変形を利用して連立一次方程式を解くことができる。
(4) 基本変形と展開を利用して行列式を計算することができる。

<授業計画及び準備学習>
1.行列の定義と演算
行列の和、差、定数倍、積の計算について学びます。
準備学習:高校で学習したベクトルの成分表示について復習しておく。

2.転置行列と逆行列
転置行列、対称行列、交代行列、逆行列とそれらの性質について学習し、2次の逆行列を求める方法について学びます。
準備学習:第1回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

3. 行列の基本変形と階数
行列に対して基本変形を行う方法と、行列の階数について学びます。
準備学習:第2回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

4.逆行列の求め方
基本変形を利用して逆行列を求める方法について学びます。
準備学習:第3回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

5.連立一次方程式(基本編)
基本変形を利用して連立一次方程式を解く方法について学びます。
準備学習:第4回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

6.連立一次方程式(応用編)
文字定数を含む連立一次方程式を処理する方法について学びます。
準備学習:第5回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

7.行列の総合演習
第1回から第6回までの授業で扱った内容のまとめを行います。
準備学習:第6回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

8.置換と行列式
置換の積とその符号、および行列式の定義について学びます。
準備学習:第7回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

9. 行列式の性質
行列式を特徴づける性質である多重線型性と交代性について学習し、主として3次の行列式を計算する方法について学びます。
準備学習:第8回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

10.行列式の展開
行列の余因子と展開について学習し、4次以上の行列式を計算する方法について学びます。
準備学習:第9回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

11.行列式の計算
文字定数が含まれる行列式を計算する方法について学びます。
準備学習:第10回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

12.余因子行列と逆行列
余因子行列を利用して逆行列を計算する方法について学びます。
準備学習:第11回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

13.クラメルの公式
クラメルの公式を利用して連立一次方程式を解く方法について学びます。
準備学習:第12回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

14.行列式の総合演習
第8回から第13回までの授業で扱った内容のまとめを行います。
準備学習:第13回目の授業で配布したプリントの演習問題を解き、答えのチェックをしておく。

15.学習成果の確認(期末試験)
準備学習:第1回目から第14回目までの授業の総復習をしておく。

<成績評価方法及び水準>
期末試験(100点満点)で60点以上獲得した者を合格とします。

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
指定参考書なし

<オフィスアワー>
日時:土曜日の13時〜14時
場所:八王子校舎01E−312


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