2014年度工学院大学 第1部応用化学科
物理学演習I(Exercises in Physics I)[4508]
1単位 大滝 大樹 非常勤講師
- <授業のねらい>
- 「物理学I」で学んだ力学に関する理論について具体的な演習問題を自ら解くことによって理解を深めていく。
以下に具体的な達成目標を示す。
・ 運動の3法則の理解と応用の習得 ・ 保存則の理解とその応用の習得
- <受講にあたっての前提条件>
- ・「物理学�鵯」を並行して受講することを勧める。
・多項式関数,三角関数,指数関数などの初等関数の微積分の計算ができること ・ベクトルの初等的な計算ができること
- <具体的な到達目標>
- ・物理学で出てくる基本用語を理解し,言葉(物理的意味)と数式の相互変換ができる。
・単位換算および単位を考慮に入れた物理量の計算ができる。 ・運動方程式を立式し,それを解くことで物体の運動を記述することができる。 ・言葉・数式・図などを適切に用いて論理的な説明をする(=解答を作る)ことができる。 ・数学(微積分,ベクトル)を物理のための道具として取り扱うことができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 下記の予定は状況に応じて適宜変更する。
1、ガイダンス、単位系・次元 準備学習:高校、前期の数学で学習した微積分の復習をしておく 1章例題,確認と演習の準備を理解する 2、次元解析、ベクトル演算(1) 準備学習:1章演習問題を解く 2章例題,確認と演習の準備を理解する 3、ベクトル演算(2) 準備学習:2章演習問題を解く 4、座標系,速度、加速度(1) 準備学習:3章例題,確認と演習の準備を理解し、3章演習問題(基礎)を解く 5、速度、加速度(2) 準備学習:3章演習問題(応用)を解く 6、運動方程式,等加速度運動(1) 準備学習:4章例題,確認と演習の準備を理解する 7、運動方程式、等加速度運動(2) 準備学習:4章演習問題(基礎)を解く 8、運動方程式、等加速度運動(3) 準備学習:指定された問題を解く 9、運動方程式、等加速度運動(4) 準備学習:指定された問題を解く 10、振動 準備学習:5章例題,確認と演習の準備を理解し、5章演習問題を解く 11、振動 準備学習:5章例題,確認と演習の準備を理解し、5章演習問題を解く 12、中心力による運動 準備学習:6章例題,確認と演習の準備を理解し、6章演習問題を解く 13、仕事と力学的エネルギー(1) 準備学習:7章例題,確認と演習の準備を理解し、7章演習問題(基礎)を解く 14、仕事と力学的エネルギー(2) 準備学習:7章演習問題(応用)を解く 15、定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 板書による発表,レポート,小テストなどによる平常点50点+定期試験50点の100点満点で評価し,60点以上で単位を認める。
ただし,板書による発表を行わない者は定期試験を受ける資格がないものとする。
- <教科書>
- 「物理学演習テキスト」 (学術図書出版)
また,必要に応じてプリントを配布する。
- <参考書>
- 特に指定しないが,高校の数学・物理の教科書があると良い。
何か購入する場合は,「力学」「初等力学」というタイトルの本であれば講義の内容をカバーしていると思います。 その場合,買う前に生協,書店,図書館などで実際に中身を見て自分が読みやすいもの,自分に合うものを選ぶことをお勧めします。
- <オフィスアワー>
- 木曜日13:10〜14:50 (八王子校舎1号館332室)
- <学生へのメッセージ>
- ・高校の時に物理を学んでいない人もいるので,それを考慮して進める予定ですが,高校数学の知識は必須とします。
また,前期の数学の授業や並行して開講される「物理学�鵯」の講義の内容についてはよく理解しておいて下さい。 ・質問は歓迎します。授業中でも授業後でも構いません。 分からないことがある場合は早いうちに解消して下さい。 ・解答の丸暗記は何の意味もありません。自分で手を動かして考えるようにしてください。
- <備 考>
- 演習開講日以外は演習担当者が八王子校舎不在です。
質問などがある場合は wwf1013@ns.kogakuin.ac.jp に自分の学籍番号,氏名,演習担当者の氏名を明記した上で問い合わせて下さい。
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