2014年度工学院大学 第1部応用化学科
○無機化学I(Inorganic Chemistry I)[4211]
2単位 小野 幸子 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | ○ | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 大学の無機化学の基礎的理論を理解し身に付ける。
2年生以上での学習の元になる重要な事項なので,確実にマスターしよう。
- <受講にあたっての前提条件>
- 高校で学んだ化学の基礎知識と化学1の履修を前提とする。
- <具体的な到達目標>
- 無機化学はすべての化学の分野の基礎となる学問である。
原子の構造や化学結合の原理,化学反応の基礎を確実に理解することで, 2年生以上に学ぶ化学の下地を作る。
- <授業計画及び準備学習>
- 毎回宿題を課すので,次週に提出する。予習,復習が必須である。英語での化学用語の表現を理解することにも注力する。
第1週 原子の構造と周期性:周期表の成り立ち 第2週 原子の構造:原子核,元素 第3週 原子の構造:同位体,元素の存在度 第4週 イオン結合1:イオンの生成,イオン化エンルギー,電子親和力 第5週 イオン結合2:単原子イオンの電子配置,イオン半径,結晶構造 第6週 イオン結合3:格子エネルギー,電気陰性度 第7週 共有結合1:古典的結合論,分子軌道のエネルギー準位 第8週 共有結合2:混成軌道と分子の形 第9週 錯体の定義,水和物 第10週 溶液中の反応1:水溶液の性質 第11週 溶液中の反応2:酸と塩基 第12週 溶液中の反応3:酸化と還元 第13週 溶液中の反応4:酸化剤と還元剤,不均化 第14週 溶液中の反応5:配位子置換,生成定数 第15週 学習成果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 課題提出状況を参考とし,主として定期試験の成績で評価する。
60%以上の取得で合格とする。
- <教科書>
- 教科書は1回目の講義で指定する。
- <参考書>
- 「基礎無機化学」コットン他著 中原訳(培風館)
- <オフィスアワー>
- 木曜日:16:00−19:00(八王子17号館2階)
- <学生へのメッセージ>
- 有機化学,生物化学も含めて大学の化学の基礎になる部分をここで学ぶことになる。
高学年でも繰り返し類似の基礎理論が出てくるので,ここで身に付けることが後を楽にするコツでも ある。
- <参考ホームページアドレス>
- http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~wwb1027
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