2014年度工学院大学 第1部応用化学科

有機化学I(Organic Chemistry I)[4106]

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2単位
南雲 紳史 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
 有機化合物の性質と有機反応の原理を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
高校の化学の教科書を十分に理解していること。特に、原子、分子、結合の項目と有機化学。

<具体的な到達目標>
構造式を正しく書ける。
構造式を見て、基本的な性質を理解できる。
極性反応の基本的な原理を理解できる。
化合物がとる立体構造がイメージできる。
アルケンの付加反応を理解できる。

<授業計画及び準備学習>
1. 有機化合物の化学結合
2. 混成軌道(1)
3. 混成軌道(2)
4. 結合の極性
5. 有機化合物の酸性と塩基性
6. アルカンの立体配座
7. シクロアルカンの立体配座(1)
8. シクロアルカンの立体配座(2)
9. アルケンの電子構造、幾何異性体
10. 反応機構:有機電子論(1)
11. 反応機構:有機電子論(2)
12. アルケンの付加反応
13. マルコウニコフの法則
14. アルケンの酸化還元反応
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
全開講数の3分の2以上を出席した上で、定期試験の成績が60点以上の者に対して単位を認める。ただし、講義中におこなう演習問題の内容を最大5%(合格点に対する)まで加味する。

<教科書>
マクマリー有機化学概説(東京化学同人)
HGS分子構造模型(丸善)

<参考書>
講義中に紹介する。

<オフィスアワー>
講義中に述べる。

<学生へのメッセージ>
有機化学では分子の立体感を身につけることが大事です。そのためには分子模型を組み立てることが最善の方策です。分子模型を必ず購入してください。
爽やかで緊張感ある講義を一緒に作り上げていきましょう。


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