2014年度工学院大学 第1部機械システム工学科

機能性材料(Functional Materials)[3D72]

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2単位
大野  隆 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
 素材の発明や材料製造法の進歩に伴い,従来技術では発揮できなかった材料特性を備えた新素材や新金属が工業的に創製されるようになった.これらの材料の特性,応用等を中心とする講義を通じて,個々の材料の機能や特徴とそのメカニズムを材料学と関連させて理解することである.

<受講にあたっての前提条件>
 本科目を履修する前に,「材料の基礎」はもちろんであるが「工業材料」も習得しておくことが望ましい.

<具体的な到達目標>
 特殊機能を求められる機器設計の中で,装置の実現化を計る上での適切な機能を有した材料の選定ができる.また,特定された環境の中でも,材料から見た広範な視野の下でのデザイン能力が習得できる.
(JABEE学習・教育到達目標)
「機械システム基礎工学プログラム」:(D)
(JABEEキーワード)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:材料の構造と組織,加工法,工業材料の性質と機能,複合材料,クリープ,異方性,耐熱材料,素材製造,粉末加工

<授業計画及び準備学習>
1.新素材・新金属の概論
2.金属チタンとその合金
3.形状記憶合金・超弾性材料
4.防振合金・制振材料
5.高融点金属・スーパーアロイ
6.アモルファス合金・急冷凝固合金
7.金属間化合物
8.セラミックス
9.光学的特性を利用した新材料
10.原子炉用材料
11.新しい電気磁気材料
12.複合材料
13.超電導材料,水素貯蔵材料
14.超軽量合金,傾斜機能材料
15.定期試験

<成績評価方法及び水準>
定期試験で評価し,60点以上を合格とする.

<教科書>
指定教科書なし.資料を授業の当日配布する.

<参考書>
*新素材/新金属と最新製造・加工技術:田中監修,総合技術出版
*実用新素材技術便覧:田中監修,通産資料調査会
*先端材料事典:先端材料事典編集委員会,産業調査会

<オフィスアワー>
 水曜日,16:20〜17:00,新宿A-1737室於.それ以外はメールにて事前に連絡してください.
 e-mail:at72047@ns.kogakuin.ac.jp


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