2014年度工学院大学 第1部機械システム工学科

信頼性工学(Reliability Problem in Engineering)[4B11]

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2単位
越水 重臣 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<授業のねらい>
今後,ニーズがますます増大する信頼性工学について,機械技術者として必要な基礎知識と機械工業での応用例を身につける.

<受講にあたっての前提条件>
確率統計に関する知識を有することが望ましい.

<具体的な到達目標>
以下に具体的な達成目標を示す.
(1)信頼性の考え方全般を理解する.
(2)ワイブル分布など,統計的手法を理解する.
(3)FMEA,FTAを理解する.
(4)信頼性設計,安全性設計,デザインレビューを理解する.

<授業計画及び準備学習>
1.信頼性、保全性、安全性の意味、信頼性設計
2.信頼度、MTTF, MTBF,バスタブ曲線、故障のタイプ
3.ワイブル解析による故障タイプの判別
4.偶発故障期(指数分布)における信頼性
5.信頼性モデル、直列系、並列系
6.保全性をアベイラビリティ
7.FMEA(Failure Mode and Effects Analysis)
8.FMEAの演習
9.FTA(Fault Tree Analysis)
10.FTAの演習
11.FT図の修正と最小カットセット
12.リスクアセスメント
13.安全性設計
14.デザインレビュー
15. 学習成果の確認(試験)

<成績評価方法及び水準>
演習問題と試験の結果を以下のように重み付けして合計し、60点以上を合格とする.
1. 試験の成績(重み=0.8) 
2. 授業内で実施・提出する演習問題の平均(重み=0.2)

<教科書>
教科書指定なし

<参考書>
真壁 肇編;信頼性工学入門,日本規格協会

<オフィスアワー>
授業が始まる前や終わった後など随時

<学生へのメッセージ>
授業中に演習を実施するため、電卓を持参すること


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