2014年度工学院大学 第1部機械システム工学科
△応用機械システム設計(Advanced Course of Mechanical System Design)[2B05]
2単位 鈴木 健司 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 二年次の「基礎機械システム設計」に続く内容。機械システムの例としてロボットシステム、マイクロシステムを取り上げ,設計に必要な知識を学ぶ。
(JABEE学習・教育目標) 「機械システム基礎工学プログラム」:(D-1)○, (D-2)○,(D-3)◎ (JABEEキーワード) 「機械システム基礎工学プログラム」:機械力学(機構の運動学),設計法(機械要素,システム設計),メカニズム(運動伝達機構),エレクトロニクス(アクチュエータ,センサ),ハード(移動機構,マニピュレータ,自由度),ソフト(運動学),システム化(知能化)
- <受講にあたっての前提条件>
- 「基礎機械システム設計」で学んだ知識が前提となる.履修後には,「ロボット学」など,さらに進んだ内容の科目が受講できる.また卒業論文において,ロボット,マイクロマシン,各種実験装置などの設計に役立てることができる.
- <具体的な到達目標>
- (1) リンク機構の順運動学、逆運動学について理解し、応用することができる。
(2) ロボットのセンサとアクチュエータについて理解し、応用することができる。 (3) ロボットの設計について理解し、応用することができる。 (4) 機械システムのマイクロ化に伴うスケール効果について理解し、応用することができる。 (5) マイクロ加工技術について理解し、応用することができる。 (6) マイクロアクチュエータ、マイクロセンサについて理解し、応用することができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1週 [ガイダンス] ロボットシステム、マイクロシステムの基礎について学ぶ。演習問題1
第2週 [ロボットの機構] ロボットの機構、運動について学ぶ。演習問題2 第3週 [順運動学と逆運動学] リンク機構の順運動学と逆運動学について学ぶ。演習問題4 第4週 [ヤコビ行列」ヤコビ行列を用いた機構の運動解析について学ぶ。演習問題5 第5週 [ロボットのアクチュエータ] ロボットに用いられるアクチュエータについて学ぶ。演習問題5 第6週 [ロボットのセンサ] ロボットに用いられるセンサについて学ぶ。演習問題6 第7週 [ロボットの設計] ロボットの設計について総合的に学ぶ。演習問題7 第8週 [マイクロマシンと機械システム] 機械システムのマイクロ化について学ぶ。演習問題8 第9週 [スケール効果] スケールによる種々の物理量の変化について学ぶ 演習問題9 第10週 [マイクロ加工技術] 半導体技術を中心とするマイクロ加工について学ぶ 演習問題10 第11週 [マイクロアクチュエータ] マイクロアクチュエータの駆動原理を学ぶ 演習問題11 第12週 [マイクロセンサ] マイクロセンサの構造と原理を学ぶ 演習問題12 第13週 [マイクロ機構学] マイクロマシンの機構について学ぶ 演習問題13 第14週 [マイクロシステム設計] マイクロシステムの設計について総合的に学ぶ 演習問題14 第15週 学習効果の確認(試験)
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験で最終成績を評価する。60点以上の者を合格とする。
ただし、試験が60点に満たない者でも、毎週の演習問題の結果が単位認定相当と認められる場合には、最終成績を60点とする。
- <教科書>
- 特に指定しない
- <参考書>
- 「ハンディブック メカトロニクス」三浦宏文監修(オーム社)
「わかりやすいロボットシステム入門 メカニズムから制御まで」松日楽信人、大明準治著(オーム社) 「基礎から学ぶ機構学」鈴木健司・森田寿郎著(オーム社) 「マイクロ・ナノマシン技術入門」藤田博之著(工業調査会)
- <オフィスアワー>
- 八王子 MBSC棟121 水曜日11:00〜12:00
その他の時間、および新宿での面談は,メールで事前に日程調整をしてください。 (ksuzuki@cc.kogakuin.ac.jp)
- <学生へのメッセージ>
- 講義の最後に行う演習問題を中心に、復習をしっかり行うこと。
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