2014年度工学院大学 第1部機械システム工学科
工業材料(Engineering Materials)[1A07]
2単位 西村 一仁 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 金属材料の結晶構造や欠陥などの金属組織学についての基礎知識を学び、各種工業材料の物性を及びその用途を学習する。さらに、熱処理や加工方法と材料の特性を把握し、機械設計や部品加工を行う上での適切な材料選定が行える基礎を身に着ける。
- <受講にあたっての前提条件>
- 本科目を履修する前に、「機械システム製図AB」、「機械設計学」、「材料の基礎」、「機械製作及加工工程」を履修・習得していることが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- 金属と結晶構造、熱処理、材料の強化機構、材料試験法、セラミックス材料の特性と用途について理解する。
(JABEE学習・教育目標)「機械システム基礎工学プログラム」:D-1◎
- <授業計画及び準備学習>
- 1) 「ガイダンス」
2) 「工業材料総論」 3) 「材料と設計の関わり」 4) 「材料強度の基礎」 5) 「材料試験」 6) 「材料の微視構造と材料特物性」 7) 「熱処理と状態図」 8) 「鉄鋼材料(1/2)」 9) 「鉄鋼材料(2/2)」 10) 「非鉄金属材料」 11) 「高分子材料」 「セラミックス材料」 12) 「複合材料」 13) 「機能性構造材料」と「新材料概論」 14) 「工業材料と機械設計」 15) 学習成果の確認 (期末試験) ※準備学習:各回とも、各授業の前までに前回授業の復習を行っておくこと。
- <成績評価方法及び水準>
- 期末試験において成績の評価を行い、60点以上の者を合格とします。 試験において資料の持ち込みは一切不可とします。
「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標、D−1、は上記の基準を満たせば達成されます。
- <教科書>
- 指定教科書なし(講義要旨を配布します)
- <参考書>
- 「第2版 若い技術者のための機械金属材料」矢島悦次郎、市川利衛 他(丸善)
「材料の科学と工学 1.材料の微細構造」W.D.キャリスター 著(培風館) 「材料の科学と工学 2.金属材料の力学的性質」W.D.キャリスター 著(培風館) 「金属物理学序論」 幸田成康 著 (コロナ社)
- <オフィスアワー>
- 授業終了後、講義室にて。または、メールで。
- <学生へのメッセージ>
- 材料があって、初めて物ができます。材料特性を最大限に引き出すのが設計屋の技量です。材料は日進月歩で新しいものが生まれてきています。その物性を理解できる基礎を身につけましょう。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2014 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|