2014年度工学院大学 第1部機械システム工学科

プログラミング演習(Seminar in Programming)[4253]

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1単位
浦田 哲哉 非常勤講師  
最終更新日 : 2015/02/13

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性
5. 創成能力

<授業のねらい>
 プログラミング技術の習得をねらいとする演習形式の授業である.技術計算言語として活用されている「MATLAB」を使用する.1年次に学習した基本事項を踏まえ,実際に機能するプログラムを作成することで,プログラミングの基礎力を養う.

<受講にあたっての前提条件>
本科目を履修する前に,「情報処理概論及演習」の前期で情報処理に関する基礎的事項をしっかり身につけ,後期のVBAの演習で使用法とプログラミングの基本を身につけておく必要がある.また,「数学I・II」「数学演習I・II」で微分積分や行列の取り扱いなど数学の基本事項について習得しておくこと.

<具体的な到達目標>
(1) MATLABの基礎をしっかり習得する.
(2) 実際に機能するプログラムを作ることができる.
(学習・教育目標)
 「機械システム基礎工学プログラム」: (C)◎ 情報処理
(キーワード)
 「機械システム基礎工学プログラム」:コンピュータリテラシー,計算機アーキテクチャー,プログラミング

同時進行の「線形代数学I」「工業数学A」と関連する部分が多い.修得後は,「工業数学B」や工学問題に重要な役割を持つ数値計算について具体的に学習する事になる.その場合,演習を解くためにはプログラムを組み課題を解くことができるようになっていなければならない.また,「応用プログラミング演習」で他の言語やより高度なプログラミングについて学習し,最終的に卒論においてデータ処理や数値解析を行うことになる.

<授業計画及び準備学習>
1. 授業ガイダンスとプログラミングの基本事項および基本操作の復習.
   準備学習 : 情報処理概論及演習で学習した「Visual Basic for Applications(VBA)」を復習しておくこと
2. MATLABの基本操作
3. 変数とベクトル
4. ベクトルと行列の演算
5. 条件判断とプログラムの構造
6. 制御構造.繰り返し文
7. データの並べ替え
8. グラフの作成
9. プログラム設計と関数の作成
10. 複雑な条件判断とプログラム構造の動作確認
11. 代表的な工学問題を解くことのできるプログラムの作成
12. 課題の実行とデバッグ処理
13. プログラムの動作確認と修正,改良
14. プログラムの説明書作成と提出
   準備学習 : 1.〜14.回とも、前回配布したプリント内容の確認とプログラムの実行を行うこと
15. 学習成果の確認(試験)
   準備学習 : 前回までの総復習を行うこと

<成績評価方法及び水準>
期末試験(50%)と演習の成績(50%)の合計で60点以上の場合に単位を認める.なお,授業の演習成果や課題の提出がない場合は減点する.
「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標(C-1)は,上記の評価基準を満たせば達成される.

<教科書>
配布プリントによる

<参考書>
授業中に紹介する.

<オフィスアワー>
木曜日 総合教育棟 講師室にて

<学生へのメッセージ>
 演習の時間が限られているので,授業時間以外も自分から進んで演習内容を理解することが望ましい.

<備 考>
学生の理解度に合わせて,順序および内容を変更する場合がある.


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