△フランス語Ｉ（French I）[6254]

＜授業のねらい＞

この授業のねらいは、文法や語彙の理解を深めながら、コミュニケーションのための基本表現をマスターすることによって、実践的なフランス語を身につけることである。

＜受講にあたっての前提条件＞

特になし。

＜具体的な到達目標＞

（１）自己紹介や買い物、カフェでの注文などごく初歩的な会話をフランス語でできるようにすること。
（２）半年でフランス語検定５級に、１年後には４級に合格するだけの実力をつけること。

＜授業計画及び準備学習＞

1. フランス語をなぜ学ぶのか？／フランスの国旗を描く／挨拶１／お互いの名前を言う
2. カフェで注文する／ものの名前を尋ねる・答える／男性名詞と女性名詞/不定冠詞・定冠詞の用法／アルファベ／数字（１〜１０）
3. 職業・国籍を言う／êtreの活用／前置詞と定冠詞の縮約／国名と前置詞／挨拶２／復習１
4. 日付・曜日を言う／数字（１１〜１６）／リエゾン・アンシェヌマン・エリズィオン／小テスト１
5. 持ち物・教室にあるものを言う／avoirの活用／挨拶３／疑問文の作り方/形容詞の用法／数字（１７〜２０）
6. 年齢を言う／否定文の作り方／否定のde／数字（２１〜３１）／復習２
7. avoirを使った慣用表現／食べ物と飲み物／小テスト２／シャンソンを聴く１
8. 住んでいるところを言う／何語を話す／-er動詞の活用／挨拶３／指示形容詞／数字（２０〜６９）
9. 好きなものを言う／-ir動詞の活用／所有形容詞／部分冠詞／-er動詞のまとめ／人物を描写する／家族について話す／復習３
10. 誰かを尋ねる・答える／ものの値段を尋ねる・答える／疑問のまとめ／日課（予定）を言う／小テスト３
11. 天候を尋ねる・答える／行き先を尋ねる・答える／allerの活用／venirの活用／映画を見る１
12. 道順を尋ねる・教える／命令文の作り方／時間を尋ねる・答える／序数詞／prendreの活用／復習４
13. 近い未来／近い過去／位置関係を表わす／前置詞のまとめ／冠詞のまとめ／小テスト４
14. 前期の総復習
15. 夏休みの課題指示／前期試験
16. 夏休みの課題提出／前期試験の解説／動詞の活用の復習
17. ２つのものを比較する／直接目的補語／不規則動詞１
18. 間接目的補語／最上級／否定のヴァリエーション／不規則動詞２／復習５
19. １日の生活について話す／職業を尋ねる・答える／不規則動詞３／小テスト５
20. 願望の表現／可能・許可の表現／義務の表現／道案内をする
21. on&çaの用法／疑問詞のまとめ／数量表現／数字（１〜２０）の復習
22. 語彙・表現のまとめ／不規則動詞のまとめ／助動詞のまとめ
23. 仏検受験対策総まとめ／仏検模擬テスト
24. よく使う表現１／数字（２１〜６９）の復習／映画を見る２
25. 過去の出来事について話す１／過去分詞の作り方／よく使う表現２／数字（６０〜７９）／シャンソンを聴く２
26. 過去の出来事について話す２／数字（８０〜１００）／復習６
27. 過去の状態について話す／関係代名詞の用法／強調構文／小テスト６
28. 生まれた年を言う／人を誘う／申し出を承諾する・断る／数字（１００〜１０００）
29. 後期の総復習
30. １年間を振り返って／後期試験

＜成績評価方法及び水準＞

評価は以下のような配分で行う。
１　前期末試験（３０％）、２　後期末試験（３０％）、３　小テスト（２０％）、４　宿題・レポート（１０％）、５　授業への参加具合（１０％）
前・後期末試験は、履修人数によっては、筆記試験に加え口頭試験も実施する。仏検５級もしくは４級を受験した人は、合否にかかわらず、成績評価の際にさらに加点する。

＜教科書＞

『アミカルマンーフランス語・フランス文化への誘いー 』（澤田直／リリアンヌ・ラタンジオ／黒川学著、駿河台出版社）定価2500円。

＜参考書＞

仏和辞典を用意すること。プチ・ロワイヤル仏和辞典（旺文社）、ディコ仏和辞典（白水社）のいずれかを勧めるが、自分で気に入ったものがあれば、他のものでもよい（電子辞書も可）。

＜オフィスアワー＞

授業終了後。

＜学生へのメッセージ＞

この授業では、仏検５級もしくは４級を積極的に受験することが求められる。
まずは、フランス語の発音は難しいというイメージを是非とも取り去ってほしい。間違いを恐れずに、大きな声で、自信を持って発音してみよう。教科書にはCDも付いているので、授業中はもちろん、予習・復習に積極的に活用してほしい。また、教科書以上に重視して欲しいのは、ノートである。授業中板書したことは、しっかりとノートをとり、試験に備えてほしい。ただし、発音練習や対話練習のときは、ノートを見ないように。書く作業と話す作業をきちんと区別しよう。
授業では随時、シャンソンを聴いたり、ビデオを見たりする他、教師の実体験に基づくフランス文化の紹介も行う。フランスの「ことば」ばかりでなく、「文化」にも興味をもってほしい。