2014年度工学院大学 第1部機械工学科
○機械工学基礎演習I(Engineering Exercise of Fundamentals of Mechanical I)[5203]
1単位 田中 淳弥 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 | | 5. 創成能力 |
- <授業のねらい>
- 大学における学習環境やこれから学ぶ機械工学のイメージを理解する。大学における学習の動機づけを獲得し、各演習課題を通して自ら学ぶ習慣やさまざまなstudy skillsを身につける。あわせて大学での4年間が有意義なものになるように、大学生活への適応性を獲得し、大学4年間で学ぶ目的を見いだす。
- <受講にあたっての前提条件>
- 必修科目であるため,授業に毎回出席し,課題レポートを期日までに必ず提出すること.
- <具体的な到達目標>
- 大学で学ぶ上での基本的なことがらを学習し、理解する。
(1)大学および学科の教育目標とカリキュラムを理解する。 (2)大学生活を送る上で必要な考え方、モラル、常識を身につける。一般科目や機械工学を学ぶ上で必要な ことがらを理解し、使えるようにする。 (3)文献検索、ノートの取り方、報告書の書き方・発表などの演習を通して大学授業で必要となる基礎的 技術や技能を習熟する。 報告書の書き方では,他者に見せるための簡潔でわかりやすい文章表現ができ,報告書の書き方の基本的なルールを習得する. (4)グループで討論しグループとしての意見をまとめ、発表を行う。他者の発表に対して意見や感想を述べる。 (5)ものづくりなどのさまざまな演習を通してコミュニケーション能力や広い視点でものごとを捉えること の大切さを理解する。 ものづくりの課題では,グループ内で、複数のアイデアを客観的に分析・議論し,実現可能な解決策をまとめることができること.
- <授業計画及び準備学習>
- 1,2.[フレッシャーズプログラム]
フレッシャーズプログラムを通じて大学生活への適応を図る。
3.[ガイダンス] 大学および機械工学科における学習環境や学科におけるコース制度・進級条件・JABEEなど学生生活を送る上で重要な情報を理解する。 大学および学科の教育目標とカリキュラムを理解し、大学4年間の学習の流れを把握する。機械工学基礎演習Iの授業計画と成績の評価を理解する。
4.[施設・研究室見学] 大学施設(TECC、夢工房、学習支援センター)および機械工学科研究室を見学する.
5.[文献の探し方] 図書館の利用、文献引用のルール、インターネットと情報利用のルール、知的財産権について学ぶ。
6.[大学で学ぶ] 高校での学びとの違い、大学で何を学ぶかを明確にする。大学生活の計画を立てる。先輩の体験を聞いて参考にする。
7.[ノートを取る] [ものづくり] ノートを取る目的、学びの技術、ノート作成技術。 問題解決型テーマ:ブリッジコンテスト
8.[時間の管理、効果的に学習する] 自分の日頃の行動を時間的な観点から見直す。自分の学習スタイルについて考えて、大学4年間の学習計画を立てる。
9.[ものづくり] 問題解決型学習 問題解決型テーマ:ブリッジコンテテスト1 つまようじと接着剤を用いて構造物を作り、その完成度や耐荷重を競い合う。
10.[ものづくり−続き] 問題解決型学習 問題解決型テーマ:ブリッジコンテテスト2 つまようじと接着剤を用いて構造物を作り、その完成度や耐荷重を競い合う。
11.[発表練習] ものづくり演習における課題解決の過程、結果についてまとめる。プレゼンテーションのためグループでパワーポイントを作成する。グループで討論し、グループとしての意見をまとめる。発表練習を行う。
12.[プレゼンテーション] グループで討論し、グループとしての意見をまとめ、発表する。他者の発表に対して意見や感想を述べる。
13.[レポートの書き方と演習] レポートとは何か、レポートのきまり(提出期日の厳守)やレポートの書き方(題目、提出期日、提出者:学籍番号・氏名、図・表、文献の引用など)を学ぶ。
14.[日本語文章表現] 文章の基本、論理的な文章の作成、正しく伝えるための表現法を学ぶ。
15.[授業についてのまとめ・予備日] 授業の感想や授業アンケートを実施する。
- <成績評価方法及び水準>
- ・全授業出席を前提とし、演習、プレゼンテーション、レポートで評価する。
「(C)コミュニケーション能力を身に付けた技術者の育成」に対応する演習、プレゼンテーション、レポートが50%、「(E)機械工学を応用した問題解決能力およびエンジニアリング・デザイン能力を身につけた技術者の育成に関するプレゼンテーション、レポートが50%。(C)、(E)のそれぞれにおいて、60%以上の成績をとることが合格の条件である。
・遅刻およびレポート課題の提出遅れも減点対象となる。 ・演習への参加態度も評価の対象となる。 ・レポート課題は期限を守って提出すること。
- <教科書>
- 特に必要なし
- <参考書>
- 「技術とは何か」 大輪武司 (オーム社)
- <オフィスアワー>
- 授業の終了後20分間をオフィスアワーとする.メールアドレス: junya@cc.kogakuin.ac.jp
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