2013年度工学院大学 教職課程科目
△理科教育の研究A(Study of Science Education A)[9151]
4単位 吉岡 秀樹 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 中学・高校の理科授業のねらい、内容、進め方について、学習指導要領の検討、学習指導案づくりや模擬授業、実際の授業の分析等を通じて理解し、実践的指導力を養う。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 ガイダンス 私にとっての理科
準備学習:自分の小中高の理科学習の体験をまとめておく 2 授業検討(1) 教育実習生の授業ビデオ 「力の合成」(前半)を資料に 準備学習:ビデオ内容を分析しておく(復習) 3 授業検討(2) 教育実習生の授業ビデオ 「力の合成」(後半)を資料に 準備学習:ビデオ内容を分析しておく(復習) 4 授業の改善 自分なら力の合成の授業をどう組み立てるか 準備学習:中学での力の合成の授業を構想しておく 5 授業の評価 授業が良かったかどうかを判断する基準は何か 準備学習:教科書p125、126を読み、授業の評価について考えておく 6 教える内容と発問づくり(1) 具体的な発問づくり 準備学習:教科書p118、119を参考に発問について考えておく 7 教える内容と発問づくり(2) 発問のポイント 準備学習:教科書p118、119を参考に発問について考えておく 8 授業設計(1) 玉田泰太郎氏の授業から学ぶ 準備学習:「理科における優れた授業とは」について考えておく 9 授業設計(2) 教材配列 優れた授業となるためには、教材をどう扱う必要があるのか 玉田泰太郎氏の論文から学ぶ 準備学習:「理科における優れた授業」についてまとめる(復習) 10 授業設計(3) 授業の前提1 子どもの、自然やものとのかかわりの現状 準備学習:理科教育の基盤になる、自然やものとのかかわり体験の重要性についてまとめておく 11 授業設計(4) 授業の前提2 重さと体積の理解の状況 準備学習:小学校における重さと体積の不十分な理解が、その後の理科教育に及ぼすマイナスの影響について考えておく 12 授業設計(5) 理科の目標 理科教育の目標としてあげなければならない点は何か。 準備学習:教科書p61〜64について読み、自分の考えをまとめておく 13 授業設計(6) 各分野の目標 物化生地の各分野での目標 テキストも読む 準備学習:物理、化学、生物、地学分野の目標(教科書p65〜90)のうち一つを読み理解しておく 14 模擬授業(1) 素案づくりと検討 準備授業:ミニ授業を構想しておく 15 模擬授業(2) 学習指導案づくり 準備学習:簡単な指導案を考えてくる 16 模擬授業(3) 授業実践と評価1 グループ内のミニ授業と相互評価 準備学習:ミニ授業の資料などを用意しておく・ミニ授業を評価する 17 模擬授業(4) 授業実践と評価2 グループ内のミニ授業と相互評価 準備学習:ミニ授業の資料などを用意しておく・ミニ授業を評価する 18 模擬授業(5) 授業実践と評価3 グループ内のミニ授業と相互評価 準備学習:ミニ授業の資料などを用意しておく・ミニ授業を評価する 19 現職教員の講話(1) 効果的な教材と指導法 準備学習:現職教員の講話から学んだことをまとめる 20 現職教員の講話(2) 効果的な教材と指導法 準備学習:現職教員の講話から学んだことをまとめる 21 模擬授業(6) 模擬授業の検討(1)グループ代表の指導案の検討 準備学習:グループ代表のミニ授業の指導案を再検討しておく 22 模擬授業(7) グループ代表の授業から学ぶ(1) 準備学習:教科書p113〜137を読み、自分なりの理科授業について考えておく 23 模擬授業(8) グループ代表の授業から学ぶ(2) 準備学習:教科書p113〜137を読み、自分なりの理科授業について考えておく 24 学習成果の確認(まとめのレポート) 準備学習:自分なりの理科授業論をもつ
- <成績評価方法及び水準>
- 毎回授業の最後に提出してもらうレポートの採点(5点、4点、3点、2点、1点の5段階)によって評価する。授業回数(集中講義24回)に合わせて100点満点とする。上記目標を達成したレベルを60点とする。
- <教科書>
- 左巻健男・内村浩 編著「授業に活かす!理科教育法 中学・高等学校編」(東京書籍)
- <参考書>
- 講義中にその都度紹介する。また、本講義では受講者全員が模擬授業(中学か高一レベル)を行う予定。できるだけ中学校(出版社は問わない)や高校の教科書を用意してほしい。
- <オフィスアワー>
- 講義開講日の講義時間前30分
- <学生へのメッセージ>
- 理科の教員になりたい、または理科教育について真剣に考えたいという人が受講してください。
ハードな2週間になりますが、意義のある2週間にしましょう。
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2013 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|