2013年度工学院大学 教職課程科目
情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[3655]
3単位 小西 義雄 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- ※この科目の開講は決定しておりません。
詳細は掲示やKUPORTを確認してください。
これからの勉学や仕事では、自分の伝えたい内容をパソコン(PC)を 使って正確にまた分かりやすい文書として表す能力を身に付けておくことが大切です。 また、単にPCに組み込まれているプログラムを使うだけでなく、自分でプログラムを書いて独自のデータ処理を行いたい場合が出てきます。 これらの点を学ぶために本講座の前期ではPCを使用する立場からMicrosoft Office WordとExcelを中心に文書や表計算等の使い方を身に付け、期末にはこれまで作成してきた内容をPowerPointを使って発表します。さらに後期ではC言語を用いて基本的なプログラムが作成できることを目標にしています。
- <授業計画及び準備学習>
- 前期は、「私の好きな場所」をテーマにWord2010とExcel2010を使って文書や表計算・グラフを
作成し、パソコン・ソフトの基本的な使い方を学ぶ。 またPowerPoint2010を使って実際に発表を行う。
第1週:ガイダンス、コンピュータの歴史と発展 準備学習:自分の周りでどのようなコンピュータ(マイクロコンピュータ)が使われて いるかを探してみる 第2週:パソコン操作と電子メールの送受信 準備学習: Windows7が組み込まれているパソコンの起動方法を確認しておく 第3週:電子メールの注意点、Web検索 準備学習:電子メールやWebを使う時に注意しなければならない点を調べておく 第4週:文書の作成、Wordの使い方(文書の作成、保存) 準備学習: 文章作成時の基本的な項目(5W2H)について調べておく 第5週:Wordの使い方(文書の編集、オブジェクト/表作成) 準備学習(5週〜13週): 講義内容の部分を参考書で確認しておく 第6週:Wordの使い方(図の作成と加工) 第7週:Wordの使い方(文書のブラシュアップ) 第8週:Excelの使い方(表計算の概要、演算) 第9週:Excelの使い方(表の編集、データの加工) 第10週:Excelの使い方(グラフの作成、作図) 第11週:Excelの使い方(関数、マクロ) 第12週:PowerPointの使い方(プレゼンテーションの準備、PowerPointの基礎) 第13週:PowerPointの使い方 (発表会用資料の作成) 第14週:学習成果の確認(発表会) 準備学習(14〜15週):今まで作成してきた課題をまとめ、発表会で課題の内容を 決められた時間で発表できるように練習しておく 第15週:学習成果の確認(発表会と課題提出)
後期は、「自動販売機」の動作をC言語を使ってパソコンの画面に出力するプログラムを作成することで、プログラミングの基本を学ぶ
第16週:パソコンの動作、ソフトウェアの開発手順 準備学習: 新しい家を注文して建てる場合の大まかな作業内容を考えておく。 第17週:Cプログラムの基本的な構成、文字の表示 準備学習: C言語の基本的な構成を教科書で確認しておく 第18週:Visual Studioの使い方、出力文(printf) 準備学習: C言語でプログラムを作成して実行するまでの手順を調べておく。 第19週:データの種類と型、入力文(scanf)、四則演算 準備学習: 「自動販売機」の処理内容を購入者と機械の動作の観点から整理しておく 第20週:「商品在庫の表示」プログラムの作成 <分岐制御 (if文)> 準備学習: (5週〜14週) 新しい命令や宣言の内容を参考書などで確認しておく 第21週:「商品提供」プログラムの検討 第22週:「商品提供」プログラムの作成 第23週:配列、繰り返し文(for) 第24週:「商品在庫の表示」プログラムの更新 第25週:「商品提供」プログラムの更新 第26週:「貨幣の識別」プログラムの作成 第27週:「貨幣の識別」プログラムの更新 <繰り返し文 (while) > 第28週:プログラムの連結 第29週:テスト方法 第30週:学習成果の確認(レポート課題提出) 準備学習: 自作のプログラムのソースと実行結果を提出できるようにまとめておく
- <成績評価方法及び水準>
- 各週の課題レポート:60点 + 期末発表及び課題:40点 =100点 とし、60点以上を合格とする。
各週の課題レポート提出が遅延すると減点になるので注意すること。 なお他人の課題をコピーした場合は、コピーした人もさせた人も減点します。 各週の課題レポートについて、通年で5回以上未提出の場合は履修放棄扱いとします。また、欠席についても、通年で5回以上連絡なく欠席した場合は、履修放棄扱いとします。
- <教科書>
- なし (授業時に講義内容のプリントを配布します)
- <参考書>
- 前期:「理工系学生のための コンピュータリテラシー」 荒 實 他共著(共立出版)
「はじめてのWord&Excel&PowerPoint2010」羽石 相 著(秀和システム) (Microsoft Office 2010のWord、Excel、PowerPointについて解説しています) 後期:「新C言語入門 ビギナー編」 林 晴比古著(ソフトバンククリエイティブ)
- <オフィスアワー>
- 授業日の17時15分〜17時45分 新宿講師室。
メールでは、いつでもOKです(学内メールアドレス : cu40646)。
- <学生へのメッセージ>
- 1.パソコンに上達するためには講義内容を理解するだけでなく、自分でも色々試してみてパソコンの
使い方に慣れることが必要です。 分からないことはそのままにしておかずに、自分で調べたり、 講師やティーチングアシスタント(TA)に確認してはっきりさせておいて下さい。 質問の際は 電子メールも大いに活用して下さい。 2.講義は前回の結果を引き継いで進めるので、欠席や遅刻をしないようにして下さい。 もし欠席や遅刻をした場合は「キューポート」の「電子教材の一覧」より講義内容を確認し、 分からない点は自習や質問をして補足すること。 また、各週の課題レポートは次回までに提出して下さい。 3.授業計画の内容は、各週の進捗に合わせて変えることがあります。
- <備考>
- 講義で作成した課題は次週で使用するので、自分用のファイルに確実に保存しておくこと。
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